【転職の疑問を解決!】転職エージェントが無料の理由

2016.3.17 公開 | 2017.3.21 更新

mv126

こんにちは。転職エージェント研究所のアイです。

転職する方の半数近くが利用している転職エージェント。
面接の練習をしてくれたり、履歴書を添削してくれたり、あなたの強み弱みを整理してくれたりと、転職の全てを無料でサポートしてくれます。

ただ、転職エージェントを利用していない人に話を聞くと「なんでこんなに至れりつくせりなのに、無料で利用できるの?裏がありそうで怖い…」という想いがあるとのことでした。
「完全無料」と謳っているサイトや広告が怪しいと感じて、登録を躊躇されている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

口コミなどで実際に利用しているユーザーの声を聞くことも出来ますが、今回は転職エージェントの仕組みや裏側もしっかり理解していきましょう!
仕組みがわかれば転職エージェントを利用する上でも、なお一層有効活用することが出来るはずです。

  • 転職ファインダマン

    転職エージェント研究所の所長。転職のことなら何でも知ってる。おせっかい。

  • アイさん

    ファインダマンの助手。元大手企業の人事担当。冷静。たまに読者に喋りかける。

  • 鈴木一郎

    転職活動中のサラリーマン。転職の悩みを、毎回研究所に持ってくる。

転職者ではなく企業がお金を払っている

所長、転職エージェントに登録しようと思うんですが、無料っていうのが不思議というか怪しい気がして、一歩が踏み込めないんです。
鈴木さん、これは実はちゃんとした仕組みがあるので安心してくれ。
そうなんですね!よかった!後からお金を請求されることもないんですよね?
大体の転職エージェントには無料と明記されているはずだから、この場合は利用料を請求されることは皆無だ。
安心しました…でもなんで無料で転職サポートをしてくれるんですか?
実は利用者がお金を払わない代わりに、求人を掲載している企業が転職エージェントにお金を払っているんだよ。

月額固定費が発生するパターン

企業の転職エージェントへのお金の支払いは、大きく分けて2パターンある。それぞれ見ていこう。

まずは、月額固定額を支払っているパターンだ。
これは単純に、転職エージェント公式サイト内の求人欄に情報を掲載することで、その掲載料を払うというものだ。

求人情報サイトや飲食店・住宅などのマッチングサイトと同様のモデルだね。掲載スペースやセミナー情報などのオプション追加などによって額は変わるが、基本的には月額で決まった料金を企業は支払うんだ。

ちなみに、この公式サイトにある求人欄に掲載されている情報を、「公開求人」と言う。誰でも見ることができる求人だから公開というわけだね。

なるほど、これは簡単ですね。理解しました。

採用されると成果報酬が発生するパターン

もうひとつは、求人者が企業に採用されることで成果報酬としてお金が支払われるパターンだ。
転職エージェントに登録すると、CA(キャリアアドバイザー)がそれぞれの転職希望者と直接やり取りをしながら、採用まで伴走する。

希望者は公開求人に応募することもできるが、多くの場合は一定の条件を満たさないと見ることができない「非公開求人」の中から、CAが転職希望者に合う条件の求人をマッチングさせるんだ。

一定の条件・・・なんかゲームみたいでワクワクしてきました!
・・・

・・・まあ、条件といっても、多くは「その転職エージェントに登録をする」というものなんだけどね。

そして、非公開求人の採用が決まったら、その報酬として企業から転職エージェントにお金が支払われる、という流れだ。

例えば鈴木さんが転職エージェントに登録して、サポートを受けながら見事Aという企業に採用されたとしよう。
すると、Aから転職エージェントに対して、鈴木さんの年収の30~35%の報酬が支払われるんだ。

年収の30~35%!?そんなに多く支払われるんですか?

その通り。年収が500万円なら150万円くらい、1000万円なら300万円になるね。

多いと感じたかもしれないが、企業にとって優秀な人を採用するということは、それほど難しく、価値があることだということだね。

そんなもんなんですねえ。
なんか実感が湧かないなあ・・・。

企業が求人サイトに掲載して、人材を採用するまでの流れを考えてみよう。

応募が来る→履歴書を確認する→面接したい人を決める→面接→採用

と、大まかに考えただけでも結構なタスク量だ。
募集人数に対して応募の数がちょうどいい感じならまだいいが、例えば採用枠は2人なのに100人応募が来た・・・なんてことがあれば、履歴書に目を通すだけでも膨大な時間がかかるよね。

面接も複数回やると考えると時間はかなり取られる。

その他、様々なチェックや事務処理などもあるので、人件費にすると馬鹿にならないコストがかかってしまうんだ。

そうなんです。
採用というのは、コントロールできない不確定要素が多いので、本当に大変なんですよ・・・
確かに、企業目線で考えると大変なことはわかります。

そうだ!
そして、その採用にかかる手間を減らしてくれるのが転職エージェントなんだ。

ある程度、転職希望者と企業のニーズをすり合わせてくれるから、企業側の人的コストを大幅にダウンすることができるわけだね。

そう考えると、かなり高く見えるエージェントの成果報酬も納得できるんじゃないかな?

そうですね!よく理解できました!!

非公開求人があるのはなぜ?

理解できたみたいだね。それでは、念のため転職エージェントの収入源をまとめてみよう。

・転職エージェントのサイト内に掲載されている「公開求人」の掲載料
・転職エージェントに登録すると見ることができる「非公開求人」の成果報酬

この2つだ。

ところで所長、どうして非公開求人みたいに回りくどいことをするんですか?全部公開求人の方が、みんなが全部の情報を見ることができていいような気がするのですが・・・

いいところに気が付いたね!

確かに全ての情報を見ることができるというのは理想かもしれない。
しかし、ある程度情報を絞るというのは、企業にとっても転職エージェントにとっても、また転職希望者にとってもメリットがあるんだよ。

企業にとってのメリット

転職に関わる全ての人にとってメリットがある、ということですか?

そうだ。まずは、企業にとってのメリットを見ていこう。
さっき、企業にとって採用はとても大変だという話をしたね。
これにかかるコストを少なくしてくれるのが非公開求人なんだ。

公開求人や、転職エージェント以外の求人サイトへの掲載で採用を試みた場合、思った以上に応募が多かったり、逆に少なかったりする。

多ければ、履歴書に目を通す時間などが大幅にかかってしまう。
少なかったら少なかったで、せっかくの掲載料がムダなコストになってしまうよね。

しかし、非公開求人ならあらかじめCAが転職希望者との架け橋になってくれる。
そして、採用がうまくいった時だけ報酬を支払えばいいから、その面でも効率的だね。

なるほど・・・確かにムダがないですね。

さらに、企業は採用活動をしていることを場合によっては隠しておきたいケースもある。

例えばかなり高いポストの採用をかけているということは、つまり現在そのポストにいる人が退職する予定がある、ということだよね。

そんな情報を公開にしてしまうと、競合他社はもちろん自社の人間にも知られてしまい、大きな影響や動揺を生んでしまいかねない。

そんな事態を避けるために非公開の求人にするケースもあるわけだ。

俺も今いる会社の営業部長が辞めちゃうって情報を知っちゃったら、気まずくてどう接したらいいかわからなくなっちゃうかも・・・

転職エージェントにとってのメリット

次は転職エージェントにとってのメリットだ。これは大きく分けると2つある。

①成果報酬型の方が高額の収益モデルとなる
②自社への登録者数が増える

①はさっき説明した通り。採用者の年収の30~35%という報酬を得られるのだから、当然大きなメリットだね。

②に関しても、自社への登録者数は転職エージェントとしてのパワーをはかる上で大きな指標のひとつだから、できるだけ増えるにこしたことはない。

登録している人がたくさんいる方が、なんとなくこちらも安心ですもんね。
企業サイドから見ても、登録者数の多さはやはりその転職エージェントへの信頼につながります。

転職希望者にとってのメリット

さて、最後は転職希望者にとってのメリットだが・・・鈴木さん、何だと思う?

えっ?メリットですか?えーーーっと・・・隠されたものを俺だけが見られる喜びを感じられること、ですか!?選ばれし者だけが見られるお宝ゲット、みたいな!
・・・(やれやれだわ)

ハッハッハッ!なるほど、確かにそれもあるな!!
人間は普段見られないものを見ることができるというとワクワクするものだ。
ワタシの覆面の中を見せてあげようと言ったらワクワクするだろう!

え?見せてくれるんですか!?

いや、これは非公開中の非公開だから無理だ!

所長、ふざけないでください!

・・・すまんすまん。

しかし、非公開求人というのは、中には鈴木さんにぴったりの求人が眠っている可能性がある。

その居場所を、CAというお宝ハンターが探してきて、鈴木さんと一緒に取りに行く。
そういう意味では、お宝ゲットという考え方も的を射ているかもしれないな。

あれ、意外と正解しちゃった??

そして、今言った「鈴木さんにぴったりの求人をCAが探す」というのがメリットのカギとなる。

どういうことか説明しよう。
まず、企業の求人数というのは、ここ5年で急激に増えている。

すごい・・・毎月のように数が伸びているんですね。

その通り。そうなると、数万も数十万もある求人から、転職希望者がひとりで自分にぴったりのものを探すのは、かなり骨が折れるよね。

その手間を、CAがプロとしての知識と経験を使って埋めてくれるんだ。しかも無料で。

そして、転職希望者は貴重な時間の多くを、履歴書の作成や面接のための勉強・準備に割くことができるようになる。
これは大きなメリットだと思わないか?

確かに!

さらに、CAは多くの企業の情報を持っているし、過去に様々な人にアドバイスをしてきた経験を持っている。

そんな人が総合的に「この転職希望者はこの企業がぴったりだと思う」と判断したのだから、その考えは当てにできるよね。

もちろん、最終的に応募するかどうかは鈴木さん本人が決めるべきだが、その判断材料を得るために転職エージェントを大いに利用した方がいい。

大いに利用します!

このように非公開求人には、企業・転職エージェント・転職希望者それぞれにメリットがあるから、全てを公開にしていないということがわかったかな?

よくわかりました!

無料の仕組みを理解すると有能なCAがわかる

さて、ここまで転職エージェントが無料の理由と、非公開求人がなぜあるのか、といううことについて見てきた。

ある程度仕組みを理解したところで、ここからはCAとのいい付き合い方を学んでいこう。
これを知っているかいないかでは、転職の結果が大きく変わってくるから、しっかりと理解したいところだ。

それは興味深いです!これから転職エージェントを使うときの参考にしないと!

よし!それではまず知っておきたいことは、「有能なCAの見極め方だ。

有能なCAの定義は「ビジネスマンとしての能力と、誰かのためになりたい気持ちを持ち合わせている人」だとワタシは考えている。

これがどういうことか、今まで転職エージェントの仕組みを学んできた鈴木さんならなんとなくわかるんじゃないかな?

・・・えーーっと、ヒント!ヒントください!!

うむ。
ヒントは、「CAは企業と転職希望者の架け橋」だということだ。

えー、それだけですか?・・・わかった、いい架け橋になるということは、企業と転職希望者どちらからも信頼を得る、ということですね?

素晴らしい!その通りだ!!

CAの仕事は多岐に渡る。
企業からどのような人材が必要かヒアリングして求人を受け取る。
一方で、転職希望者のスキルや要望、性格などを総合的に考えながらぴったりの求人を探し、面接までの段取りを双方調整し、採用まで導く。

コミュニケーション力、タスク管理力、情報収集力など多くのスキルを必要とするのがわかるだろう。

企業側はいい人材を採用したいと必死だし、転職希望側も人生がかかっているから少しでもいい条件の企業に応募したいと考える。

双方の要望が上手くかみ合わず、なかなか成果が出ないことも多いから、根気も必要だ。

うわあ、それは大変そうだ・・・。

そんな中、非公開求人であればその多くは成果報酬型だから、結果を出さないと収益につながらない。
結果を出しているCAは、ビジネスマンとしての能力が高いと言えるよね。

そうですね。何が何でも結果を出そうとしますよね。

そうだ。そして、その「何が何でも」のニュアンスが重要なんだ!

どういうことですか?

「何が何でも」というのを「手段を選ばない」と捉えているCAは、いくら結果を出していても有能だとはいえない、ということだ。

例えば、まだじっくりとどこに応募するか考えている転職希望者に対して、「応募は早い方がいい」「すぐに応募しないと枠が埋まってしまう」などと理由をつけて、準備もままならない状態で面接を受けさせようとするCAもいるかもしれない。

また、転職者の年収が高いほど報酬も高いから、転職希望者の年収以外の要望を全く無視してとにかく年収の高い企業を面接させたり。

とにかく結果を出さなきゃ、というCAの気持ちもわからなくはないが、転職希望者をただの商品と考えている人は、その希望者にとって悲劇を生むきっかけとなってしまうかもしれないね。

CAに乗せられて、あまり気乗りはしないけど面接を受けたら採用されてしまった。
まあ採用されたし働いてみるか、と思ったら、社風も業務内容も自分の要望とかけ離れていて、すぐに退職してしまった・・・なんて話はたくさん聞く。

せっかくプロに頼んだのに、そんなことになったら悲しいですね。

「うむ。もちろん、CAは転職希望者を採用まで導くことが仕事だから、ビジネスとして考える側面があるのは仕方ないことだし、むしろそう考えられないとビジネスマンとしては失格だといえる。

しかし、それと同時に転職希望者は一緒に走るパートナーでもある、という考えも持たなければならない。パートナーのためにがんばるんだ、という気持ちは重要だ。

その、ビジネスとしての認識とパートナーであるという認識がちょうど1:1くらいでバランスよく持てているCAは、結果的に成果も出せる有能な人だね。

なるほど、そういう人に面倒を見てもらいたいものです。

では、まとめとして、有能なCAを見極めるための6箇条を用意したので、参考にしてほしい。

①コミュニケーション能力が高い
②こちらの要望を手際よく把握し、それを忘れない
③業界知識が豊富にある
④転職経験がある
⑤焦って応募させようとしない
⑥年収だけではない条件の話もしてくれる

①~③はビジネスマンとしての能力を分解したもの、④~⑥は転職者に心から親身になれるかをはかるための項目だね。

はい、参考にします!

無料サービスを駆使して転職活動しよう

さて、ここまで見てきて、転職エージェントが無料であることへの不信感も払拭されたんじゃないかな?

はい、仕組みがわかったことで、一歩踏み出す勇気が出たような気がします!

それはよかった!
せっかく無料で貴重なアドバイスやサポートを受けられるのだから、登録しない手はないな!

転職エージェントにもいろいろとあるから、ひとつだけではなくていくつか登録してみよう。

エージェントによって得意な業界や求人数など違いがあるし、CAのサポートの細やかさなんかにも差がある。
どのエージェントにもいいところと弱点はあるので、複数登録することで弱点を補っていくとより転職活動にも有利になるだろうな。

確かに、引っ越しをする時もいくつかのサイトを見たりしますもんね。

その通り。
また、さっき有能なCAの話をしたが、能力以外にも「相性」というものがある。
人間同士なので、いくら有能な人でも、どうしても話が合わないということはままある。

だから、複数登録して、複数のCAにパートナーとなってもらうことでリスクは減るよね。

わかりました!俺もいくつかの転職エージェントに登録してみます!
転職エージェントはみなさんの味方です。ぜひ、転職活動の際には登録してみてくださいね!
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