営業利益とは?【5つの利益を徹底解説】

2017.5.22 公開

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「利益」という言葉だけなら、意味がわかっても、「○○利益」となると途端になんのことだかわからないと言う方も多いかと思います。
今回はこの「利益」について詳しく解説していきます。

利益には種類がある

会社の業績などを確認するためには、いくつかの利益の種類を理解しておく必要があります。

細かい利益を紹介していくと書ききれなくなってしまうので、今回は5つにまとめて、順を追って説明していきます

5つの利益の違い

今回説明するのは、知っておくと便利な、「売上総利益」「営業利益」「経常利益」「税引前当期純利益」「当期純利益」の5つの利益についてです。

これらは、何の値を差し引くのかによって異なってきます。

売上総利益

会社のもっとも基本となる利益のことです。

そしてこの利益から色々な理由で引かれていった金額が最後に出す利益になります。

つまり、利益の計算の一番最初の金額になります。

計算式では

売上高 - 売上原価 = 売上総利益 

となります。

売上高:商品を売った時の金額
売上原価:商品を仕入れた時の金額を指します。

つまり
100円で売れた商品の原価が50円の場合、売上総利益は50円になります

売上高    10000
売上原価   -2000
―――――――――――
売上総利益   8000

となります。

営業利益

営業利益とはその名前の通り「営業」の利益です。

営業と言うと「得意先を回って顔つなぎをし、商品の紹介、売り込みをすることや、また、新しい得意先を開拓すること」と思う方もいるかもしれません。

ですがここでは違います。

ここで言う営業とは「利益を得る目的として継続的に事業を行う。法律では、継続的に同種の営利目的を行うこと」を指しています

つまりはその会社の本業で稼いだ利益の事を指しています。

パン屋さんだったらパンの売上
八百屋さんだったら野菜の売上

と、会社の中心となる事業、つまり「本業」で稼いだ利益の事です。

計算式では、

売上総利益 - 販売費・一般管理費 = 営業利益

となっています

「販売費及び 一 般管理費」とは、従業員にかかるお金のことを指しています。
従業員の給与もここから出ています。

他にも社会保険料やオフィス賃貸料や接待に使った金額などを指します。
一言でまとめるとしたら人件費になります。

売上総利益       8000
販売費及び一般管理費 -3000
―――――――――――――――
営業利益        5000

ここまでが会社の「本業」で稼いだ利益になります。

経常利益

こちらは会社の副業で稼いだ利益になります。
主に財務として動いたお金のことを指します。

計算式としては、

営業利益 + 営業外収益 - 営業外費用 = 経常利益

営業外収益が副業になります。
株の取り引きや、不動産収入など、企業の主な営業ではない所で得た利益を指します。

そして営業外費用には「支払利息」「社債利息」「雑費用」があげられますが、「支払利息」は分割払いの手数用、「社債利息」は借りた金額を指します。
これらは会社を運営するためのお金や株取引等に使われたお金です。

そして「雑費用」副業で稼いだお金と説明しましたが、詳しく砕いて説明すると、主な営業活動の時に稼いだ営業利益にさらに別の営業で稼いだ利益を足したのが「経常利益」になります。

営業利益   5000
営業外収益  +3000
営業外費用  -1000
―――――――――――
経常利益   7000

税引前当期純利益

税引前当期純利益とは利益から税を引く前の金額のことを指します。
税と名がついているのでその名の通りここから法人税などの税金を支払う前の金額です。
簡単に説明すると「税込利益」ですね。

計算方法は

経常利益 + 特別利益 - 特別損失 = 税引前当期純利益

となっています。

特別利益とは、土地の売却や株の売買以外で発生した利益のことを指します。
特別損失とは火災損失を含めた、土地の売却で出た損失と株の売買以外で発生した損失の事を指しています。

経常利益      7000
特別利益     + 3000
特別損失     -1000
――――――――――――――
税引前当期純利益  9000

当期純利益

先ほどの税引前当期純利益から税金を引いた金額となっています。
引かれる税金は法人税や都道府県税などです。

この利益が最終的な利益となり、利益のゴールです。

こちらの計算方法は

税引前当期純利益 - 税金等 = 当期純利益

となっています。

税引前当期純利益    9000
税金等        -3000
―――――――――――――――
当期純利益      6000

今まで計算した利益をまとめると

売上高         10000
売上原価       -2000
売上総利益       8000
販売費及び一般管理費 -3000
営業利益        5000
営業外収益       +3000
営業外費用      -1000
経常利益        7000
特別利益        +3000
特別損失       -1000
税引前当期純利益    9000
税金等        -3000
―――――――――――――――
当期純利益       6000

このようになっており、仮にこれが会社の利益の計算だとすれば、この会社の一年間での最終履歴は「6000」となっています。

利益を見る時のポイント

自分の会社や相手の会社の利益のどこからどう見たらいいのかわからないときは、ぜひ営業利益や経常利益からチェックしてみてください。

営業利益はその会社の本業の利益ですし、経常履歴は副業の利益です。
その会社がどちらに力を入れているなどがすぐには分かります。

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