大学卒業予定者の就職内定率とは?

2017.4.13 公開 | 2017.5.15 更新

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就職活動をする人にとって、「内定率」というのはとても気になる数字ですよね。ここでは、国が調査・公表している大学等卒業予定者の就職内定率について見ていきたいと思います。

「内定って、どれくらいの人がもらえているの?」
「いつまでにもらっている人が多いの?」
就職活動をする人にとって、「内定率」というのはとても気になる数字ですよね。
ここでは、国が調査・公表している大学等卒業予定者の就職内定率について見ていきたいと思います。

内定率とは

そもそも内定率とは何なのでしょうか?
「内定率」とは、就職を希望している人の中で、内定をもらえた人が何割いるのかを求めたものです。
就職内定率、とも呼びます。
内定率は、「就職希望者÷就職内定者」で算出します。
「就職率」という言葉もありますが、文部科学省と厚生労働省によると、4月1日時点の内定率のことを就職率と呼ぶと定義されています。

年度内の途中経過が内定率で、最終結果が就職率ということになります。求め方はもちろん同じです。

毎年各学校は就職率を含む就職・進学状況を公表することになっていますので、学生の人は受験の際にそれらの「就職率」は目にしているかもしれませんね。

就職活動をする上で、自分の学校の就職率を確認した人もいるでしょう。

一方で、就職活動中の人、就職活動を始めようとしている人にとっては、自分の学校のデータだけではなく、「今現在で、全体として内定をもらっている人はどれくらいいるのか?」ということが気になると思います。

そこで今回は、文部科学省と厚生労働省が毎年共同で調査・発表をしている、大学等卒業予定者の就職内定状況について見ていきたいと思います。

大学等卒業予定者の就職内定率

調査時期は?内容は?

まずは調査概要について見ていきましょう。調査時期や調査事項は以下の通りとなっています。

○調査時期
毎年10月1日、12月1日、2月1日、4月1日の計4回
○調査結果発表時期
それぞれ、11月、1月、3月、5月のいずれも中旬頃
○調査対象
国公私立大学、短期大学、高等専門学校及び専修学校(専門課程)
○抽出方法
抽出調査
○調査事項
調査対象者の性別、進路希望(就職希望又は非就職希望の別)、就職希望者の学校における専攻、就職希望者が企業等により内(々)定を受けた時期

ちょうど多くの企業の内定式が行われる10月1日が1回目で、その後は入社となる翌年4月まで、2ヶ月おきに調査が行われることになります。
平成28年度の最新の調査結果は、平成29年3月17日に文部科学省、厚生労働省のHPで公表されています(平成29年3月末日現在)。平成29年2月1日現在の調査結果です。

平成28年度:文部科学省の調査結果

平成28年度:厚生労働省の調査結果

最新の内定率は?

調査の概要がわかったところで、いよいよ平成28年度の内定率を見ていきましょう。

調査結果によると、平成29年2月1日現在の大学の内定率は90.6%となっています。前年の同期と比べると、2.8ポイント増です。

このうち、国公立大学の内定率は90.9%(同1.3ポイント増)、私立大学は90.5%(同3.2ポイント増)となります。
なお、内定率は就職希望者÷就職内定者で算出しますが、卒業予定者全体でみると、就職内定者の割合は70.4%です。
卒業予定者には就職希望者のほかに「進学希望者」、「自営業」、「家事手伝い」等が含まれるので就職内定者の割合は当然下がりますが、それでも7割を超えていますね。

男女別で見てみると、男子大学生の内定率は88.8%(前年同期比2.3ポイント増)、女子は92.8%(同3.5ポイント増)です。

また、国公立大学では、男子:91.5%、女子:90.3%、私立大学では、男子:88.0%、女子:93.6%となっています。
私立の女子がかなり高めですね。大学全体として見ても、女子の方が高いというのは、意外に感じる人も多いのではないでしょうか。

ここでは内定率のみご紹介しましたが、進路希望、学校における専攻、企業から内定を受けた時期も調査対象となっています。

詳しい調査結果は文部科学省と厚生労働省のHPから見ることができるので、ぜひ参考にしてみてください。

■文部科学省HPはこちら
■厚生労働省HPはこちら

内定率は上がっている?

さて、いかがでしょうか。思っていたより内定率が高かった!と思う人が多いのではないでしょうか。

大学全体の内定率は平成29年2月1日時点ですでに9割を超えています。実は、平成27年度の大学の就職率は97.3%でした。このままいくと、平成28年度も10割近い就職率となりそうですね。

ちなみに、平成28年度の大学の内定率は、10月1日時点で71.2%、12月1日時点は85.0%で、いずれも前年度より上昇しています。

最近10年間の内定率の推移を見てみると、最も低いのが平成22年度で、2月1日現在の大学の内定率は77.4%でした。4月1日現在の就職率が91.0%で、ここでようやく9割を超えています。

平成28年度の2月1日現在の大学の内定率は、調査開始以降同時期で過去最高の数値だということで、これから就職活動をする人にとっては、かなり希望を持てる数字だといえるでしょう。

ただし、文部科学省・厚生労働省が行っている調査の対象校は、4年制大学だけを見ると国立大学21校、公立大学3校、私立大学38校の計62校です。

短期大学や高等専門学校などを合わせても、112校しかありません。
調査対象人数が6250人(大学・短期大学・高等専門学校、計5690人、専修学校(専門課程)560人)と分母が少なめなのも気になりますね。

以上のことから、公的な調査だからといって過信しすぎず、1つのデータとして参考程度に留めておいた方が無難かもしれません。

内定率はあくまでも目安

周りがどんどん内定をもらっているのを見ると、どうしても不安な気持ちになってしまうものです。
それに加えて、内定率が9割を超えているとの発表を見たら、ますます焦りが生まれてくるのではないでしょうか。

また、内定率が高いことで安心し、気が緩んでしまう人もいるかもしれません。

内定率は就職活動をする上での参考になるとは思いますが、あまり数字を意識しすぎず、自分の状況をよく見極めて就職活動を進めていきましょう。

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