「内定は取ってるけど行きたくない」
「一つも内定が取れなかった」
「親に申し訳ない」
「学費どうしよう」
「友達に言いたくない」
就職浪人を検討している方の中には、上記に当てはまる人も多いのではないでしょうか?
今回は就職浪人のお話をします。
少し辛辣ですが、本気で就職浪人を乗り越えたい人はぜひ読んでください。
目次
就職浪人をするということ
ずばり、リスクを背負う覚悟をしてください。
- 就職を失敗した人というレッテルとの戦い
- 一緒に戦う友達がいない分、情報戦に弱い
- 後戻りできないというプレッシャー
- 一緒に頑張れる仲間がいない
以上が、考えられる就職浪人のリスクです。
就職浪人はメンタル的に非常に大きなプレッシャーが与えられます。
大学を卒業して浪人するか、留年して浪人するか
採用の形式的に、大学を卒業すれば「既卒」として扱われ、留年する場合は「新卒」として扱われます。
就職浪人をしている時点で大きなリスクを抱えますが、企業の中には既卒を受け入れない会社もあります。
また、既卒は大学の就職センターの手を借りられない場合もあるので必ず確認をしてみてください。
就職浪人は厳しいと言われる理由
もちろん、新卒と既卒を分け隔てなく見てくれる会社もあります。
しかし、就職浪人に対する風当たりは一般的に厳しいです。
その理由を簡潔に3点挙げます。
企業が抱く印象は「1年の就活中に何かしらで失敗している」
少なくとも「就活浪人」という言葉はマイナスイメージを持ちます。
・いくつもの面接を受けたにも関わらず、改善ができず内定が取れなかった。
→業務においてもPDCAが回せない
・内定はとれたもののこだわりが強くて断った。
→もしうちに入っても最終的に内定を断りそう
以上のように、多くの場合就活浪人に負のイメージはつきものです。
就職浪人となった理由を詳しく聞かれる
「なぜ就職浪人をしたのですか」
あなたが受ける企業のうち9割はこの質問をします。
難しい質問ではありますが、就職浪人を1つの経験として捉え、
何が何でも御社に入りたかったという熱意と明確で説得力のある理由を述べることです。
そうしてできた言葉はあなたを自ずとサポートしてくれるでしょう。
現役の新卒より高くなる既卒の就職浪人生の採用ハードル
現役の新卒と既卒の就職浪人生だと面接官への印象で大きな違いがあります。
面接官はあなたと話す前から、「就職を失敗した人」という印象を持ちます。
また、面接慣れしているのではないかと初めから考える面接官もいるでしょう。
近年、既卒や第二新卒の評価が改められているとはいえ、既卒の就活浪人生のハードルは依然として高いです。
覚悟して、今までよりもさらに気合いを入れた就職活動を
しかし、希望を捨ててはいけません。
どんな世界にも多くの困難を克服して明るい未来を手に入れた強者は存在します。
就職浪人はあなたの夢を完全に消し去るものではありません。
ポイントは就職浪人をしたことを肯定的に捉えることです。
自己分析や面接の経験回数はあなたのほうが現役の新卒よりはるかに上であるはずです。
もちろん、就活の「慣れ」に甘えてしまってはいけませんが、一年間継続したあなたの就職活動は絶対に無駄なものではありません。
どうしても御社に入りたいという熱意とどんな状況にもめげない強さを面接官にアピールするのです。
失敗を武器に
就職浪人をしたことを自分が否定的に捉えて、留学やらインターンなどで無理に理由を作る必要はありません。
むしろ、就職浪人をしてしまったことを認めることで、一つの「挫折」と捉えてみるのです。
「挫折」というワードを好む社会人は多くいます。
ほとんどの社会人が会社で挫折を経験していますし、人は挫折によって強くなります。
新卒と明確に違うと言える点はまさに就職失敗という挫折を経験していることです。
そこを評価してくれる人は必ずいるはずです。
挫折は明確にあなたの武器です。
面接官の前では堂々と就職浪人をした理由を伝えましょう。
就職浪人がどれだけ厳しいことかもうお分かりでしょう。
しかし、就職浪人を乗り越え夢の一流企業に入った強者も少なからずいます。
ピンチはチャンスです。就職浪人生にしかない武器もあります。
ぜひその武器を十分に生かして明るい未来を掴み取ってください。
キャラクター紹介
転職ファインダマン
転職エージェント研究所の所長。転職のことなら何でも知ってる。おせっかい。
助手
ファインダマンの助手。元大手企業の人事担当。冷静。たまに読者に喋りかける。
鈴木 一郎
転職活動中のサラリーマン。転職の悩みを毎回研究所に持ってくる。