金融業界への転職で知っておくべき業界事情と心得5箇条

2016.10.4 公開 | 2017.4.28 更新

Business Growth Success Finance Economy Concept

こんにちは。転職エージェント研究所のアイです。

転職でも人気の金融業界。
気になっている方も多いのではないでしょうか?

とはいえ、「難しそう」「厳しそう」などといったイメージを持っている方も多いと思います。

今回は人気の金融業界の基本情報から、金融業界へ転職するなら心得ておくべき5箇条をご紹介したいと思います。

金融業界は人気の業界?

ねぇねぇ、アイさん!俺、金融業界に転職しようと思う!

急にどうしたんですか?

だって、金融業界って響きがかっこいいし、金融業界で働いている友達は年収もものすごく高いらしいし!

確かに、金融業界は人気の業界ですけど、鈴木さんは金融業界で何がしたいんですか?

えっ・・・何って・・・バリバリ働く感じ・・・?

・・・何ですかそれ・・・

ハッハッハッ!鈴木さんらしいね!
私は、「何かかっこいい」という転職理由でも良いと思うぞ!

ですよね?男のロマンです!

そうは言っても、本気で金融業界の転職を考えるならば、しっかり業界について勉強しなくてはならないよ。
特に鈴木さんは違う業界からの転職だからね。
前準備はしっかりしておこう!

分かりました!所長、金融業界について教えて下さい!

よし、まずは基本情報から説明していこう!

金融業界とは?

金融業界と聞いて、多くの人が思い浮かべるのは「銀行」だね。
次に「証券」だろうか?実は、金融業界に振り分けられるのは、それだけではない。
大きく分けると下記5つの業態がある。また、それぞれで募集されている主な職種も業態によって異なるので簡単に整理してみよう。

銀行

世界規模のメガバンクから、地方銀行、信託銀行などがある。個人や企業などのお金を預かり運用するビジネス。

主な募集職種
窓口 店頭で顧客の対応、振込や入出金などの受付処理など
営業 企業を訪問し、貸し出し商品などの商談をまとめる
企画 銀行の経営戦略を担う中枢の花形部門。広報・IR・財務なども
審査 各支店から上がってくる融資案件の可否を判断する

証券

個人や企業から預かった金融資産を、安全で少しでも有利な方法での運用を行い、利益を生み出すビジネス。

主な募集職種
証券営業 主に個人の顧客に株式をはじめ幅広い金融商品を販売する
FA 個人顧客を中心に、投資信託などの商品を案内(特別会員証券外務員2種の資格が有利)
デリバティブ 金融商品から派生するオプション、先物の提案を行う
M&A 買収、売却候補となる法人を掘り起し、売買案件を探す

生命保険

生命保険などの保険商品を売り、預かった保険料を証券投資や不動産投資で運用し、保険金支払いの準備金を増やす。

主な募集職種
業務管理 保険契約者からの対応を中心に、カスタマーサービスを行う
営業 個人・法人に保険商品を営業。税金や相続などの知識も必要
資産運用 契約者からの資産を、有価証券や不動産などで運用する
開発 新商品の開発。最近は、貯蓄性の高い保険商品の開発が活発

損害保険

住宅の火災や震災、事故の際に損害を補償する保険商品を取り扱う。生命保険同様に、保険料の運用も行う。

主な募集職種
営業事務 獲得した保険の契約書類の整理、管理、保険料収入の把握
営業 法人と個人に分かれ、それぞれ保険契約を獲得する
専門職 主に人身事故の示談交渉を扱う。経験を要する
技術アジャスター 物損事故の損害額や事故原因などを調査、示談交渉を行う

ノンバンク

貸付だけを業務とし、資金を融資。クレジットカードを発行したり、割賦販売を保証し、手数料と金利を得る。

主な募集職種
債権管理 支払期日の通知や返済プランのカウンセリングなどを行う
営業 受付や契約手続き、カードの発行手続きを中心に行う
システム開発 カードの読み取り機器やシステムを開発し加盟店などに提案
マーケティング 営業業績を細かく分析し、顧客開拓の戦略を練る

※参考文献:業界&職種研究ガイド~マイナビ2016~

こうして整理しただけでも、様々な業態や職種があるのが分かるだろう!

本当ですね!金融業界って「銀行」か「証券会社」しかイメージになかったです。

ここで第1の心得だ!

金融業界への転職心得その1
  • 金融業界の中で「どんなことで」役に立ちたいかを考える

金融業界は、個人や企業の大切な「お金・資産」を預かるという、ミスの許されない非常に責任感のいる業界だ。また、国内はもちろん世界経済に与える影響も多い。

だからこそ、転職した業態で、誰のために、どんなことで役に立ちたいのかを考えることが大切だ。
例えば、「保険という商品で天災や事故で困っている人を助けたい」、「中小企業の経営者を、融資でサポートしたい」など。
もちろん、想いがあるだけで転職できる訳ではないが、責任ある仕事をする上での志望動機を明確にすることが、まず第一歩と言えるだろう

金融業界に限ったことではありませんが、採用企業として能力はもちろん、意欲や理想のある人には好感が持てますよね

なるほど。でも、理想があっても能力がないとだめですよね。俺、金融系の資格なんて何ももってないし・・・何か勉強した方がいいですかね?

鈴木さん、良い質問だね!
もちろん、専門職に就くためにはその分野の資格や勉強が必要となる。
しかし、それだけではないのだ。

なんですか?教えて下さい!

目まぐるしい進化形業界

金融業界は、リーマンショックを機に、アメリカでは業界再編成を余儀なくされ、ヨーロッパでも財政危機に陥るなど金融不安が続いている。

一方、世界的な株価下落により国内では収益が悪化したことから、金融自由化が進み、保険や証券の販売などで競争は激しくなっている。
イオンや楽天など他業界からの金融業界への進出もそのひとつだ。

また、ネットバンキングの台頭やオンラインで資金を調達するクラウドファンディングの普及が進むなど、金融業界は本当に目まぐるしく変化しているんだ。

えっ・・・金融業界は危ないということですか?

おっとそれは違うよ!
実際アベノミクスにより、経営環境が改善された企業も多く求人も増えている。ここで2つ目の心得だ。

金融業界への転職心得その2
  • 広い視点をもって、柔軟に対応するスキルが必要

目まぐるしく変化する市場全体を広い視点で見て理解する能力と同時に、変化する市場に柔軟に対応していく対応力が求められる。

なるほど・・・大変そうですね・・・でも金融業界って給料良いんですよね?何か潰れなくて安定しているイメージもあるし!

うーん・・・それは一概に言えないな。
大手メガバンクでも合併したり、潰れたりすることもあるからね。
それに、給料に関しても国内と外資で給与体系が違うこともあるしね。

えっ・・・そうなんですか?

金融業界の給与事情

先ほども伝えた通り、金融業界と一口にいってもその幅は広く、職種も様々だ。
とはいえ、一般的に金融業界の給与水準が高いことも確かだ。平均年収を上げている1番の理由は歩合制を採用している企業が多いということもあるだろう。
特に外資系の金融系企業は「能力主義」を採用しており、成果によって年収が半減したり倍増したりすることもある。

倍?!すごい!絶対金融業界がいいですね!

所長の話聞いていました?結果が出せなければ年収が下がるだけでなく、結果に応じて契約を更新してもらえないケースもあるんですよ!

アイさんの言うようなケースも想定しなくてはならない。
でも、転職して自分のチカラを存分に試したいと思っている人にはぴったりの業界ともいえる!そこで、3つ目の心得だ。

金融業界への転職心得その3
  • 金融業界=能力主義であることを理解すべし

3つ目の心得として伝えたいのは、金融業界で収入を上げることにばかり捉われず、金融業界=成果主義・実力主義であることを充分理解するのが大切ということだ。

先ほど伝えた通り、市場としても非常に流動的だからこそ、常に勉強して努力を積み重ねなくてはならない。
そのことを理解して、それでも力を発揮したい君はぜひチャレンジして欲しい!

そうか・・・金融業界に入るには覚悟がいるということですね。

まぁ職種によっても給与体系や査定方法が違うこともあるから、あまり構え過ぎずに希望する業界や企業について情報を収集して、自分の実力や希望と照らし合わせていくのが良いと思うぞ。

なるほど!金融業界については何となく理解できたと思います。ところで、俺みたいな未経験者でも、金融業界に転職することはできるんですかね?

もちろんだ!金融業界に転職する際の注意点を伝授していこう!

金融業界の転職事情

まず、鈴木さんも不安に思っていた難易度に関して解説しよう!
実は、何度も伝えている通り、金融業界といっても業種も職種も幅広い。

だからこそ、自分の持っているスキルによって難易度の高い職種もあれば、転職が成功する可能性が高い職種もある。

鈴木さんのように金融業界未経験の人向けの職種と、既に金融業界で経験を積んでいる人ならではの転職活動手法がある!

未経験の人向け職種

営業

商品やサービスを売って売り上げを上げる営業職は、業界が違っても求められるのはコミュニケーション力や論理的思考力と提案力。

もちろん金融商品に関する専門的な知識は必要だが、そもそも金融商品は差別化することが難しい。

だからこそ、売り手の提案力や人柄(=コミュニケーション力)が売上に大きく影響するとも言われている。

まずは営業で金融業界での知識を身につけ、経験を積み、専門性の高い職種に転職するキャリアプランを考える人もいるから、業界未経験の人で、営業力がある人にはオススメだ。

金融事務

事務職は難易度があまり高くないと思われがちだが、金融事務は業種により専門的な知識や緻密な正確さを求められるケースも多い。
数値分析力や調整能力も必要だ。

一方で、特別な資格を必要としないから、働きながら知識を身につけたり、どちらかというと時間に融通の利かせやすい事務職に就きながら資格の学校に通ったり、勉強したりする人もいるぞ。

システム系エンジニア

言うまでもなく、金融業界では法改正やハッキングの脅威に対して常にシステムの改善を求められている。

新しいシステムの開発や改善、運用のエンジニア経験があれば、業界未経験であってもそのスキルを存分に発揮できるだろう。

俺、営業は経験があるし可能性が見えてきました!

そうだろう?!
未経験者の諸君に対する心得としては、まず自分が現職で培ってきたスキルは何かを認識し、そのスキルをどうやったら金融業界で活かせるかを考えることが転職成功への近道となるだろう。

その上で、自分が進みたいと思うキャリアに合った職種を選んで欲しい。

同業種からの転職に際して

一方で、今既に金融業界で仕事をしている人が同業界に転職する際に気をつけたいポイントを2つのパターンで紹介しよう。

同じ職種でのキャリアアップ

金融業界への転職心得その4
  • 異業種から転職する場合は、培ったスキルを金融業界でどう活かせるかをアピール

同じ職種での転職で大切なことは、専門性をアピールしながら、協調性やマネジメント力を身につけてキャリアアップを図ることだ!

それまで培った金融業界ならではの専門的な知識やスキルは転職に有利だが、その後のキャリアを考えるのならば、その職種のスペシャリストになることはもちろんだが、チームや部署を束ねていくスキルも必要になってくる。

違う職種へのキャリアチェンジ

金融業界への転職心得その5
  • 同業種から転職する場合は、専門性をアピールしつつ自身のキャリアイメージを伝える

営業や事務を経験し、専門的な知識を身につけてディーラーやトレーダー、融資審査やファイナンシャル・アドバイザー、M&Aなどの職に就きたい人もいるだろう。

そういう人は、転職を急ぐのではなく自社の中で、職種を変更することができないか調べてみることをオススメしたい!

同じ職場であれば、自分の実績や人となりをある程度理解してくれているだろうから、一から転職活動をするよりも可能性が高くなる。

ここまで説明してきた、金融業界を検討している諸君に向けての心得をまとめると次の5つだ!

  • 心得1:金融業界の中で「どんなことで」役に立ちたいかを考える
  • 心得2:広い視点をもって、柔軟に対応するスキルが必要
  • 心得3:金融業界=能力主義であることを理解すべし
  • 心得4:異業種から転職する場合は、培ったスキルを金融業界でどう活かせるかをアピール
  • 心得5:同業種から転職する場合は、専門性をアピールしつつ自身のキャリアイメージを伝える

ふむふむ。ところで所長、とはいえ金融業界で有利な資格とかはあるんでしょうか?

身につけておくと有利なスキル

いい質問だね!どんな資格がどのような業種、職種に有利か見てみよう。

日商簿記

経理の基礎となる資格で、簿記の内容を仕事に使うというよりは、企業の財務内容を理解する際に必要なスキルだ。
企業担当の営業や、証券会社において役立つだろう。

TOEIC

外資系企業への転職を希望する場合は必要だ。
また、国内の企業においても海外事業に携わる人材には求められるスキルだから、高得点を持っていたらアピールしよう。
履歴書に書くのは、600点以上が目安だ。

ファイナンシャル・プランナー

資産運用の基本から税制、相続、不動産などのお金に関する知識の資格だ。
金融業界でも、個人や法人向けの業種を検討している人はチャレンジしてみよう。

その他にも、不動産のスペシャリスト「宅建」や、中小企業診断士、証券アナリスト、税理士、公認会計士など専門性を極めていく資格も多くある。

所長、ありがとうございます!俄然ヤル気出てきました!・・・で、俺は何からしたらいいですかね?

ハッハッハッ!鈴木さんらしいな!
アイさん、鈴木さんのように金融業界への転職を考えている人をサポートするサービスを紹介してあげてはどうだい?

・・・仕方ないですね・・・分かりました!

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