IT業界未経験者向け転職マニュアル!IT業界の基本と転職術

2016.1.26 公開 | 2017.3.16 更新

mv115

こんにちは。転職エージェント研究所のアイです。
いま、ITを一切使っていない企業や、個人の方というのはいないのではないでしょうか?スマホやインターネット、最近は家電や自動車、ゲームだってインターネットにつないで動いています。
ITというのは「インターネットなどの通信とコンピュータとを駆使する情報技術」らしく、簡単に言うとインターネットを使った何かの技術はすべてITということです。

そんな世界を支えているのが、文字通りIT業界。ただ、IT業界というものはとても広く複雑です。

そこで今回は、IT業界を徹底分析していきますよ。今IT企業に勤めている方も、これからITの業界に飛び込もうと思っている人も必見、業界理解を深め、転職を成功させましょう。

IT業界への転職が気になるけど…

最近、やたらWeb系企業やIT企業からスカウトメールが来るなぁ・・。求人もよく見るし。でもIT企業ってなんか大変そう。難しそうだし、やっぱプログラミングとか覚えないと転職できないのかなぁ…。
鈴木さん、転職活動は順調かい?
あ、所長。いや実はIT業界にちょっとだけ興味があるんだけど、難しそうで困ってたんですよねぇ。
IT業界か。確かに複雑だな。IT業界といっても、様々な種類があるし、職種だってかなりの数がある。
そうなんですか…あんまりよくわかんないし、志望企業から外したほうがいいのかなぁ…。
難しいからと言って、選択肢を狭めてはもったいないぞ!よし、じゃあ今日はIT業界について学びながら、IT業界初心者でも転職を成功させる方法を伝授しよう!

IT業界って何?

『まず基本的な事として、ITとはInformation Technologyの略で情報技術という意味だ。主にコンピュータやそのプログラムを用いて情報を扱う技術の事を言う。
特にインターネットサービスを取り扱う企業やソフトウェアを開発する企業、コンピュータなどのハードを作る企業、そしてインターネット回線などの通信インフラを取り扱う企業の事を言うんだ。
これらを組み合わせて、顧客の経営課題を解決するシステムインテグレーターなども含まれるね。ひとつずつ解説をしていこう!

ネットサービス

インターネットサービスを取り扱う企業ポータルサイトやSNS、ショッピングサイトや携帯ゲーム、インターネットゲームなど個人を対象としたサービスを提供するような会社だ。
特にスマホゲームを提供する企業はここ数年かなり増えていて、利用者も伸びているね。
有名なところでいえば、パズドラのガンホーや、モンストのmixiとかかな。
ゲーム以外だと、Yahooや楽天のような、ネット上で自社のサービスを展開している会社だ。最近有名なネットベンチャー企業はここが多い。メルカリとかマネーフォワードなんかはCMでも見たことがる人が多いと思う。

ソフトウェア開発

ソフトウェア・サービス開発を行う企業は有名な会社は新規開発とともにバージョンアップ版や機能追加版などを発売している。特に年賀状関連のソフトや経理ソフトなどはコマーシャルもよく見るから有名で、ウイルス対策ソフトなんかもよく目にするね。
それ以外にも小さい会社や新しい会社がダウンロード販売や委託販売などで新しいソフトウェアを売り出すこともある。パソコンが1台あれば開発はできるから、小さい会社もたくさんある分野だね。
有名なところだと、筆まめのジャストシステム、フォトショップやPDFファイルを開くAdobeReaderを開発しているADOBEとかかな。

ハードウェア開発

コンピュータを作成・販売する企業は工場が必要だから大きい企業が多く、海外の企業も有名だね。しかし部品メーカーや要望に応じて部品の交換・組み立てなどのサービスを行う小さい会社もこの分野に含まれる。どちらかと言えば工場を中心とした分野ではあるが、コンピュータの仕組みがわからないとできない仕事でもあるね。
ここは、メーカーにも属するから、IT企業かというと少し微妙かもしれないけどね。DELLコンピューターや、ASUS・レノボなどは外資で有名だね。

通信

通信インフラを取り扱う企業には、自社で通信設備を所有してサービスを提供する第一種通信事業者と、そこから通信回線や設備を借りてサービスを提供する第二種通信事業者がある。また、プロバイダと通信事業者は別だったのだが、最近はプロバイダが第二種通信事業者となって通信回線も提供する場合が増えているため区別があまりされない場合も多い。
また、携帯電話会社を含めて無線で通信回線を提供する企業も増えているんだ。この分野では利用者を増やすためにサービスの拡充などに力を入れている企業が多いね。
ソフトバンクやNTT、So-netなどが有名な企業だ。

受託・開発

WEB受託会社や制作会社は、企業から「何か作ってほしい!」「Webサイトをスマートフォン対応してほしい!」という要望に応じて制作開発を行う会社だ。最近はWebサイト制作以外にも、マーケティングや集客、サイト解析なども一緒に行っている会社も増えてきている。
この会社に頼めばWebに関わる全てのことをやってくれるという立ち位置になりつつあるね。
大手の制作会社といえば、キノトローブ・トランスコスモス・メンバーズとかかな。ほかの4業界と比べて、一般の人には目につきずらい仕事だから、知名度だと低いかもしれないけどね。

システムインテグレータ(SIer)

システムインテグレータは何かを提供するというよりも、企業に対して上記5分野のサービスや製品をどう運用して活かすかというコンサルティングや、データベースの構築、運用に必要なアプリケーションの開発や選定、保守運用、企業のシステム的な課題の分析や改善策の提示など包括的なサービスを行うことが多い。
Web制作会社と近いところもあるが、もっと大規模な根幹システムや金融システムなどの開発を行っている企業をこう呼ぶことが多い。
NTT DATA、野村総研など、新卒にも人気な大手企業が多い。

ばーっと大枠だけ説明したけど、すぐには理解しずらいよね…。とりあえずIT企業とひとくくりにしてはいけないという事だけ覚えておこう!

一口にIT業界と言ってもその内容は様々なんですね。でも分野としては大まかに6つか・・・。やっぱりどこも成長性が高いんですか?

一概にそういうわけではないな。インターネットサービスの分野では特にゲーム関連の企業でかなりの急成長をする企業もあるが、ゲームの人気に伴って急落する企業もある。ソフトウェア開発の企業は大きいシェアを持っていれば安定した売り上げがあるが、小さい会社で開発したソフトウェアが大人気となることだってあるからね。

ハードウェアの分野もやはり安定した売り上げがあるけれど、ほかのメーカーにシェアをとられて衰退する企業もあるし、新しいOSの発売があればそれに合わせてハードウェア市場全体の売り上げが大幅に伸びることも多い。最近はPCが売れずらくなってきているから、スマホの開発に注力をするメーカーも多いね。

通信インフラは最近無線で回線を提供する事業者が伸びているけれど、安定性の問題からまだまだ光ファイバーでの回線が主流だ。
しかしインターネットがほとんどの家庭に普及したため、全体的な利用者数は頭打ちといった感じがあるね。

システムインテグレータはコンピュータがほとんどの企業に普及しているから、これからも安定した売り上げに期待できるだろうね。』

なるほど、IT業界の中でもそれぞれ違いがあるんですね。少しずつ勉強してかなきゃ・・。
何となくIT業界は分かったけど、実際に転職したら何することが多いんですか?

IT業界へ転職をしたら、どんな仕事があるの?

『IT業界と聞くと、エンジニア、技術者をイメージする人が多い。もちろんエンジニアがいなければITの世界でモノを作れないから、必要な仕事なんだが。
ただ、営業やマーケティング、企画、バックオフィスなど様々な職種がある。これはどの業界でも同じだね。

ほかの業界と大きく違うことは、常に業界や必要な技術が変わるという事だ。もちろんIT業界で働くために必要なスキルセットや、技術はある。
ただそれ以上に、IT業界に求められることは変化に対応できる柔軟性なんだ。』

柔軟性かぁ…僕が今やっている仕事は5年前から変わらないから、柔軟性はないかもしれない…。実際に必要な知識やスキルはどんなものなんですか?

『IT業界に転職する場合、もちろんコンピュータに詳しいに越したことはない。しかしプログラムなどが出来なくても、十分に働くことはできるんだ。

今はどこの会社でもコンピュータがあるからみんなある程度は使えるだろう?それで十分な仕事だってある。インターネットサービスの企業でいえば、ウェブサイトやインターネット広告を作成するウェブデザイナーやそのまとめ役となるウェブディレクターなんかはある程度のプログラム知識は必要となる。しかしその仕事を引き受けるためには営業の力が必要となるんだ。

営業にはプログラムの知識は必要ないから、ある程度の説明ができるだけの知識があれば十分勤まるよ。また、そのサイトや広告を作ってどういった効果があるかなどの資料を作るのは企画の仕事になる。それもコンピュータの知識よりもマーケティングなどの知識が重要となるね。

ソフトウェアやハードウェアをお店に置いてもらうのも営業の仕事だ。これは今までのものとの違いを説明できるくらいの知識があればそれでいい。それに最近多いのがインターネット回線事業者からの電話での勧誘だ。受けたことはないかい?』

ああ、結構頻繁にかかってきますね。毎回違うところですけど、大体言われることは同じような感じですね。あの人たちもIT業界になるんですね。

『そうだね。電話営業の場合は、多少の研修は受けているもののあまり知識がない人も多い。だからIT業界だからコンピュータに詳しくないといけないというわけではないよ。
それとは逆にコンピュータに詳しくないとできない仕事は、さきほども言ったウェブデザイナーやウェブディレクターのほかに、アプリケーションを開発するプログラマーやシステム開発を行うシステムエンジニア、ネットワークの保守管理を行うネットワークエンジニアなどがある。

これらの職種はそれぞれ専門的な知識が必要だね。また、システムインテグレータにはITコンサルタントという顧客に対してITをどう生かして業務をスムーズに行うか、新たなサービスを構築していくかを提案していく職種や、セールスエンジニアという専門的な営業を行う職種もある。特にITコンサルタントは様々な分野に明るい知識がないと務まらない職種だから大変だね。

セールスエンジニアは基本的に営業だが、専門的な提案などを行いながら営業をしていくから知識がないと務まらないんだ。だから技術職からの転身も多いんだ。』

専門的な知識が必要な職種も多いけれど、そればかりではないんですね。それなら僕にもできる仕事はあるのかな・・・。
それでもある程度の知識は必要ですよ?今の仕事とはずいぶん違いますが大丈夫ですか?

企画・営業・マーケティング向けIT業界転職術

『それでは鈴木くんのような営業職、または企画やマーケティングの人がIT業界に転職するにはどうしたらいいかを教えよう。

まず営業職であれば、行うことは同じ営業だから問題はないだろう。ただ取り扱う商材が異なるから、商材に対する勉強が必要となるだけだと思えばいい。ただしIT業界の商材というのは売って終わりではなく、毎月利用料を受け取るような継続したサービスが多いから十分なアフターケアが必要となる。

企画においてはどのようなITサービスの利用法があるか、どういった形で運用していくかという仕事内容が多く、ある程度の知識は必要となる。しかし他の人とは違った着眼点が大事なので、異業種からの転職であればそういった視点が求められるんだ。ずっと同じ業界にいると、考え方や着眼点が凝り固まっちゃうからね。それをほぐしてくれるような人材はどの企業でもほしがっている。

マーケティングはどの業界でも基本は同じで、集めた情報を分析して市場のニーズを探りそれに合わせた商品の展開をすることになる。必要なのは自社の商品やサービスに対する基本的な知識であり、他社のものと比較することが出来れば十分だ。

IT業界と言っても開発などでなければそれほど専門的な知識は必要とされないから、求人においても未経験者歓迎となっている企業は数多くあるんだ。しかし未経験者でも大丈夫なだけなので、経験者よりも価値があると思ってもらうためには自分の今までのキャリアがIT業界への転職でどう生かすことができるか、経験者に比べて優れている部分は何か、業界に関係なく活かすことができるキャリアは何かをしっかりと面接でアピールする必要がある。

特に異業種からの転職なので他の人とは違う着眼点を活かすことができる、というアピールポイントをしっかりと伝えた方がいい。』

違う着眼点をアピール・・・そんな着眼点があるかなぁ

『大丈夫。IT業界の人たちはサービスを提供する側からの目線で見るが、転職してくる人はユーザー側の目線で見てきたことになる。
その時点で着眼点が違っていることになる。そうするとサービスを提供する側からは見えなかったポイントに気づくことができるかもしれない。そうしたポイントがユーザーからの生の声としてサービス提供側としては重要なポイントとなるんだ。
たとえゲームのユーザーからのコメントでも貴重な意見だし、クレームもお客様からの生の声として大事に扱われるのだから他業種からの転職者の声も大事な情報になるんだ。
それをしっかりとアピールして転職に有利になるようにしていこう。IT業界に強い転職サイトや転職エージェントではどうアピールするべきかを特集していたり、直接相談に乗ってくれたりするからそうした面からも自己アピールの強化を図るべきだね。』

エンジニア・デザイナー向けIT業界転職術

『エンジニアやデザイナーはIT業界にもいるが、それ以外のエンジニアやデザイナーがIT業界に転職したい場合の転職術も教えよう。

まずエンジニアと言っても多岐に渡るのだが、すべてに共通するのは半端な仕事ができないということだ。ちょっとしたミスで故障や不具合につながるから、エンジニアにはミスは許されないと言ってもいい。そんな人が転職してくるのであれば、IT業界においても同じようにミスをしない仕事ぶりをアピールしていくといいだろう。

また、工場で働いていたハード系のエンジニアであれば、工場で使っていたプログラムなどで使いにくかったことなどにも気づくことができるだろうね。ハードウェアのエンジニアに転職するのであれば他の物を作る時に使われていた製法などを参考にすることで新たな発想が生まれ、さらに優れたハードウェアを作れるかもしれない。
そうじゃなくても妥協しない姿勢で完璧に近い製品を開発することができるかもしれない、とエンジニアならではの視点で貢献できることをアピールしていくといい。

デザイナーにも様々な形でのデザインがあるが、それはそのまま優れたデザインを作れるようならIT業界でも重宝される。一般的なデザインでも、ウェブデザイナーとは色彩の使い方が違うところがあったり、タッチに差異があるためデザインの幅自体も広がっていく。
同じことができるのではなく、今までとは違うデザインを生み出すことができるというアピールを前面に出していくといい。同じようなデザインばかりではなかなか目を引くこともできないし、他社との差別化も難しいからね。新しいデザインというのはいつでも求められているんだ。』

エンジニアやデザイナーには詳しくないんですが、異業種でも共通することがあるんですね。

『そうだね。ただ、共通点のみであればそれまでずっとその業界で働いてきた人の方が優れているだろう?
ただしそれはその業界に特化しているということだから、異業種から来たということで違う切り口があることをアピールするべきなんだ。
そういった発想は新しいサービスにつながるから、とても大事な事なんだよ。
また、エンジニアがいると業務内容の幅が広がる場合もある。今までコンピュータのアプリケーション開発をしていたけれど、車のエンジニアが入社して車の制御用システムの開発に参入する場合などだね。異業種からの転職は難しいけれど、これから成長していく企業にとってはその入社が新たな分野に挑戦するためのチャンスにもなるんだ。』

ならそうしたアピールポイントからIT業界にチャレンジしてみるのもいいですね。早速考えてみます。

『うむ、またわからないことがあればなんでも聞いてくれ!』

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