転職に年齢限界はなくなった!?ミドル世代の転職可能性

2016.10.23 公開 | 2017.4.28 更新

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こんにちは。転職エージェント研究所のアイです。

みなさん、「35歳転職限界説」という言葉を聞いたことはありますか?
転職するのに適しているのは、30代前半まで。
35歳以上になると、求人数が減少し難しくなるというものです。

研究所にも「35歳を過ぎて転職するのは難しいでしょうか?」「もう少し今の会社で働きたいけど、30代中盤になる前に急いで転職した方がいい?」などの相談が多く寄せられます。

しかし、都市伝説のように根づいている「35歳転職限界説」が崩壊してきており、今35歳以上の転職市場は大きく変化してきています。

今回は、そんなミドル世代の最新転職事情と、35歳以上の転職成功のカギをお伝えしたいと思います。

「35歳転職限界説」は一昔前の話?

そもそも、なぜ「35歳転職限界説」などという言葉があるのでしょうか。

「35歳転職限界説」とは何なのか

まだ「年功序列」や「新卒一括採用」「終身雇用」が一般的だった時代。
定年まで働くことを前提に新卒人材を囲い込み、入社後は年齢が上がる毎に賃金を上げていくという日本の古典的な雇用慣行がありました。

そんな時代においては、前職の社風や仕事の進め方が染みついており、年齢的に給与が高くなる35歳以上の“新人”は敬遠されていたのです。

また、以前は35歳以上の求人の多くが、企業の中でもともと少数しかいない管理職や幹部だったこともあり、求人数がマーケットにいる人材よりも少ないことから35歳以上の転職は厳しいといわれていました。

「35歳転職限界説」は崩壊しはじめている

2007年10月に施行された雇用対策法により、「35歳未満対象」など年齢の条件を求人広告に表記することが禁止されました。
そして、年功序列による終身雇用は崩壊したことはみなさんもご存じのことでしょう。

今、日本の昔ながらの働き方が、外資企業の参入や欧米の影響を色濃く受けてきたことにより、企業の多くが「年功序列」から「実力主義」に、また働き手も「定年まで勤め上げる」から「ジョブチェンジによるキャリアアップ」にシフトしてきています。

そうした働き方の変化を背景に、アベノミクスによる景気回復ムードの中で転職市場が活況となり30代以上の即戦力を求める企業が増えつつあります。
もはや、「35歳転職限界説」は崩壊しているといっても過言ではないでしょう。

では、35歳以上の転職市場はどのように変化してきているのかを見ていきましょう。

35歳以上の転職市場

DODAエージェントサービスが発表している『転職成功者の年齢調査(2016年上半期)』を見ると、転職者の平均年齢は32.3歳で男女ともに過去最高値を更新しています。

また、調査がはじまった9年前には、転職者全体の1割程度だった35歳以上の転職者の方々の割合が今回3割近くまで増加。

20代の転職者の職種が、「事務・アシスタント系」、「販売/サービス系」「営業系」が多いのに比べて、「技術系」「企画/管理系」「専門職系」は35歳以上の転職者の割合が増えていることからも、ポテンシャルに期待する若手よりも、高度な専門知識や豊富な実務経験を活かして即戦力で活躍できるミドル世代を積極的に採用する企業が増えていることが伺えます。

ひと昔前までの求人の多くが「管理職」「経営幹部」であったことは前述しましたが、企業が働く人に求める役割が多様化してきていることも背景にあるでしょう。
景気の回復により、新規事業の開発や市場の開拓に向けて若手を育てるだけでは追いつかず、専門スキルを求めている企業も多いです。

35歳以上の転職成功のカギ

ここまで「35歳転職限界説」は崩壊し、現在ではミドル世代の転職マーケットが活況であることがお分かりいただけたと思います。

でも!ここで油断は禁物です。
可能性が広がっているからといって、誰もが簡単に転職を成功させられる訳ではありません。

ここからは、35歳以上の転職を成功させるポイントをお伝えします。

自分のキャリアを整理する

社会人になって10年以上のキャリアを積み重ねている方は、自分のキャリアを見直す必要がないと思うかも知れませんが、キャリアを見直し、整理することが転職活動をはじめる第1歩です。

先ほどもお伝えしたとおり、今、企業が求めている転職者のスキルは本当に多様化しています。
だからこそ、自分にどのようなスキルと実績があるのかが、明確かつ具体的に分かっていなくては戦えないのです。

10年以上もの仕事を見直すことは大変でしょうが、これまで経験した仕事を細かく書き出していきましょう。
この作業は、職務経歴書を書くときにも必要なので残しておくと後々ラクです!

仕事を書き出したら、その仕事を通して身に着けた「スキル」を洗い出します。
そうすることで、自己PRする際の「スキル」に紐づく仕事が具体的に説明でき、よりリアリティーをもって伝えることができます。

その上で、自分が進むべき道を決めていきましょう!

目指すべきキャリアプランを描く

過去の実績からスキルが明確になったところで、今度は未来の自分について考えましょう。

35歳以上の求人の種類が多様化しているからこそ、自分は何がしたいのかを明確にする必要があります。
実際、自分のキャリアをイメージできていないあまり年収や就業環境といった条件面のみで転職して後々後悔するケースは多いです。

「培ったスキルを活かしてよりスペシャリティを磨きたい」のか、「培ってきたスキルを今後は後輩に伝え、組織をマネジメントしていきたい」のかによって希望する職種や条件は変わってきます。

広い視野で求人選びを

強みであるスキルと、自分の進みたい方向性が決まったところで求人選びをスタートさせましょう。
ここで気をつけたいのは、企業規模や業種、職種にこだわり過ぎずに広い規模で求人を探すことです。

例えば、企業の成長ステージに応じて企業側が求めるスキルも変わってきます。
管理部門の職種を例に挙げるとするならば、大手企業では、あらゆる面で管理体制が整っているでしょうが、中小企業ではその時々により経理・財務・人事・法務などの体制を構築していく必要があります。

今までいた会社では当たり前に機能していた仕組みを、成長途上の会社ではこれから整えようとしているのです。
その導入から運用を担える人材として、当たり前に機能してきた企業でスキルを培ってきたミドル世代は重宝されるでしょう。

このように、自分では、当たり前に思っている知見やスキルも、企業によっては非常に価値のあることとして歓迎されるというケースは多々あります。

広い視野をもって求人を見ていくことで、自分のスキルを活かせる求人を発見できるでしょう。

ミドル世代だから気をつけたいこと

最後に、これから転職するミドル世代のみなさんにひとつだけ忠告です。

「35歳転職限界説」は崩壊していますが、限界説があった背景に“前職での仕事の仕方や社風が染みついている”から敢えて採用してこなかった歴史があることを忘れてはいけません。
言い換えると、第2新卒や30代前の転職者を企業が求めていたのは、彼らが自社の風土に馴染みやすく、新しい仕事を覚えることに意欲的だからです。

専門的なスキルや実績を多く積み重ねたミドル世代だからこそ、新しい転職先では柔軟に社風に馴染む努力や、新しいことにチャレンジする気持ちを忘れないで下さい。

みなさんの転職が、より良いキャリアアップになることを願っています。
また、何か不安に思うことがあればいつでも聞いて下さい。転職成功者の年齢調査

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