転職サイトで希望通りの求人が見つからないアナタがすべきこと

2016.4.25 公開 | 2017.5.18 更新

MV138

こんにちは。転職エージェント研究所のアイです。

転職の相談に乗っていると、よく「希望通りの求人がないんだよ」と愚痴をこぼす方がいらっしゃいます。

実際に転職を決意したものの、思い描いていた求人とかけ離れたものだけだど、最初のモチベーションも失ってしまいますよね。
かと言って、妥協や不本意な転職をしてしまうと、アナタのキャリアや職歴に取り返しのつかない傷がつくこともあります。

転職サイトを見てもダメ…転職エージェントに頼ってみてもダメ…自力で求人を探すのも上手く行かない…。
こんなアナタのモヤモヤを解消するためには、もう一度転職活動を見直してみる必要があるかもしれません。

希望や条件を叶えつつ有意義な転職をするためにも、転職活動を考え直すプロセスを辿ってみませんか?

  • 転職ファインダマン

    転職エージェント研究所の所長。転職のことなら何でも知ってる。おせっかい。

  • アイさん

    ファインダマンの助手。元大手企業の人事担当。冷静。たまに読者に喋りかける。

  • 鈴木一郎

    転職活動中のサラリーマン。転職の悩みを、毎回研究所に持ってくる。

見落としているポイントを見つける重要性

転職サイトもよくチェックしているけど、なんだかドンピシャのものが見つからないんだよなぁ。
鈴木さん、もしかしたら君の転職は見直したほうがいいのかもしれない。
えぇ?!でも結構考えているんですよ。これでも…。
鈴木さんのように考えているつもりでも見落としている点が原因で転職が上手く行かないことは結構あるんだ。
でも、見落としているところを見つけろと言われても、どうやって見つければいいのか…。
希望通りの求人を見つけるためにも、自分自身の事や考えをもう一度深く掘り下げてみよう。
角度を変えれば新たな自分の可能性や問題点が見えてくるかもしれないぞ。

あなたの希望、本当に現実的?

まず、鈴木さんはドンピシャの求人が見つからないと嘆いているようだが、どのような転職を希望しているんだい?

えっと・・・。そんなに多くは望んでませんよ。

俺はずっと営業畑で働いてきたけど、正直ちょっと営業にも飽きたっていうか・・・だから、企画や広報の仕事を探しています。
年収は下がらなければ良いし、企業の規模は今中堅メーカーだから、別に大手じゃなくても良いですね。

まぁ上場していてある程度安定している企業が良いですね。
あとは、通勤時間が30分以内ですね!1時間以上かかると、起きられないですから!
ねっ?別に高望みしていないでしょ?

・・・。採用する企業側からしたら高望みだと思いますけど・・・。
えっー?どこがー?

そうだな・・・高望みのつもりはないかも知れないけれど、鈴木さんの希望はあまり現実的ではないかも知れないな。
自分のことだと客観的に見られないだろうから、分かりやすい例で考えてみようか。例えば、Aさんの転職の希望条件を見てみよう。

・職種:営業職(前職:事務職)
・業種:大手メーカー(前職:大手メーカー)
・勤務地:仙台にUターン(前職:都内)
・年収:400万円(前職:280万円)
・その他:残業なし

この条件に合う求人はあると思うかい?

えっと、求人自体はありそうですけど・・・前職が事務職の人がいきなり営業って無理ですよね。年収だってそんなに急に上がらないでしょ!
鈴木さんも、営業の仕事しかしてきていないのに、急に企画って言ってるじゃないですか!
や、俺は大丈夫!ポテンシャルがあるから!
・・・。(その自信は一体どこから)

ハッハッハッ!自信をもつのは良いことだ!
でも、鈴木さんのことを良く知らない人が君の書類を読んだ時に、君がAさんの希望を聞いた時と同じ印象を受けるとは思わないかい?

まぁ確かに・・・。

鈴木さんのいう通り、Aさんの求めている求人自体はあるかも知れない。

しかし、それは非常に狭き門。
仙台にある大手メーカーの営業職、しかも職種未経験者にいきなり400万円の年収を支払う企業が一体いくつあるだろうか?

転職活動というのは、個人と企業のお見合いのようなものだ。そもそも、世の中に自分が望むドンピシャのお見合い相手がいると思うかい?いたとして、その人が絶対自分を選んでくれる保証があると思うかい?

や、きっと俺の理想の人は絶対にいますよ!それに俺の理想の人は、絶対俺のことを好きになります!
・・・そうでしょうか・・・。実際に理想の人と出会えないと嘆いて結婚できないでいる諸先輩方を私は沢山見てきてますけど。

まぁ結婚という分野に関しては、私もそこまで詳しくはないのだが・・・一般的に、理想の相手というのはなかなか見つからないというのが相場だろう。

求人においても、同じことがいえる。
希望通りの求人が見つからないという人の特徴は2つだ。

  • あまりにも現実的ではない希望を抱いている
  • 希望が多すぎて、全てを満たす求人に出合えない

あまりに現実的ではない希望というのは、お見合いで例えるのならば、「綾瀬はるか」が希望ということだ。
「綾瀬はるか」はこの世にひとりしかいないから、現実的ではない。

転職市場においては、希望の職種や業界の求人状況の現状をリサーチしてみたらすぐに分かるだろう。

例えば、未だに人気の高いパイロットやキャビンアテンダント、アナウンサーやマスコミ業界というのも狭き門だ。

もちろん、狭き門の中にも入口はある訳だから本気でその職種につきたいと思えば、それを目標に頑張ることも可能だ!

しかし、その場合は年収や企業規模、待遇面など我慢しなくてはならない面もあるだろう。
要は、あれもこれも望むことは難しいということだ。

確かに、それくらい熱中できそうな仕事だったら、給料とかは妥協してもよさそうな気がしますね…。でも僕はアナウンサーにもパイロットにもなりたいと思わないし、そこまで非現実的な希望ではないと思うんだけどなぁ。

鈴木さんと同じように、実はあまりにも現実的ではない希望を抱えている人はそんなに多くない。

むしろ多いのは、ふたつ目。
希望が多すぎて、全てを満たす求人に出合えない人達だ。

お見合いで例えると、「20代」「料理が上手い」「容姿が中の上」「身長160cm」「ロングヘア」「おっとりしている」「趣味が同じ」などの条件を沢山上げて、全てを満たす人を探している人ということだ。

そう考えたら、見つからない・・・というのも分かるはずだ!

希望が多ければ多いほど、細かければ細かいほど、自分の可能性を狭めてしまっていると言えるだろう。

その人たちにオススメしたいのは、自分の中で絶対に譲れない転職条件をひとつ決めることだ!そうしたら、それを軸に色々な可能性を探ることが出来る。

例えば「どうしても航空関係の仕事がしたい」ということであれば、キャビンアテンダントやパイロットに比べて選択肢がぐっと増えるだろう。

鈴木さんは、先ほど挙げた条件の中で絶対に譲れない条件はなんだい?

えっと・・・そうですねぇ・・・通勤時間でしょうか・・・?
えっそこですか?・・・それなら勤務地を、自分が住んでいるところから30分圏内で検索したら沢山出てくるんじゃないですか??

勤務時間でも全く問題はないんだよ、鈴木さん。

家族との時間を大切にしたい人からしたら、通勤時間は大きな問題だ。
鈴木さんが本当に大切なことが通勤時間ならば、アイさんがいうようにその軸で探していけば良いんだ!

私が、絶対に譲れない条件をひとつ選ぶように伝えたのは、求人を選ぶ上での第一ステップだ。

なるほど!分かりました!!でも、通勤時間が短ければ何でも良いという訳ではないです。そもそも一つしか希望が叶わない転職なんて俺はイヤです!

それもそうだね。では、次のステップに進もう!

自分の市場価値を知る

自分の絶対譲れない希望をひとつ決めたならば、次にするべきことは自分の市場価値を知るということだ。自分の市場価値は、どうやって分かると思うかい?

俺の市場価値は高いですよ!営業成績も決して悪くないし、後輩からの人望もあります!

なるほど!しかし、それを人に伝えるのは難しいとは思わないかい?

確かに、今の鈴木さんの言葉だけでは、企業側からすると本当に市場価値が高いのかどうか判断できないと思います。

そうなんだ。自分の市場価値というのは、客観的に説明できるものでなくてはならない。
多くの転職者が、市場価値と聞いて思い浮かぶのは「年収」だろう。

えー!お金で全部判断されてしまうのですか?

いや、それは違うよ。年収はあくまでもひとつの指標でしかない。
実際に、銀行、人材、介護系の会社は30代の時点での年収は高くない。一方でアミューズメントや不動産、証券などの基本給が高い業界もあるから一概には判断されない。

問題は、その人がその年収に見合った働きをしていたのかということだ。

そんなこと、どうやったら判断できるのですか?

それを判断するのが、職務経歴書だ。
書き方に関しては、こちらの記事を参考にしてもらうとして・・・

ここで大切なことは、「具体的な実績・成果」「その実績・成果を生み出したプロセス」を整理することだ。

例えば、鈴木さんは営業だから、取引社数や営業利益をどのくらい上げたかなどをまず整理してみよう!

俺は優秀ですよ!取引先は社内でも5本の指に入る30社です!営業利益はまぁその時々ですけど前年100%はキープしてますよ!

おっそれは素晴らしいな!では、その30社はどうやって獲得したんだい?

えっと・・・先輩から引き継ぎました!

うーん・・・そう答えてしまうともったいないな!
それを面接で言ったら、成果と実態が見合っていない人に見えてしまうと思わないかい?

それもそうですね・・・

例えば、優秀な先輩をお手本にして独自の営業ツールを生み出したとか、引き継ぐ前から各取引先の情報を分析し、その分析を信頼してもらったなど、自分が工夫したことや、挑戦したことなどを具体化してみよう。

結局それが、転職活動における「自己分析」にも繋がるんだ!

自己分析で使えるのはリクナビネクストの「グッドポイント診断」だな。鈴木さんも前に診断受けたこと覚えているかい?

もちろん覚えてますよ!感受性が高くてバランス感覚もいいって診断されて、気持ちよくなった覚えがあります。

転職活動における市場価値というのは、要するに「社会においてどのような価値を提供できるのか」ということだ。

年収と勘違いする人も多いが、求人している企業が知りたいのは、実際どのような働きを行い、それに見合った対価を受け取っていたのかということ!

そうですね。その人がいくらの年収をもらっていたかよりも、その人が具体的に企業に対してどのような価値を提供できる人なのかを企業は知りたいと思います。
でも、会社が違う訳ですから、そんな前の職場のことを聞いても参考にならないんじゃないですか?

そんなことはないぞ!というよりも、転職の場合は前職での仕事以外に参考にできることはないと言っても過言ではない。

だからこそ、前職での実績・成果、そしてそれに至ったプロセスをしっかり説明できなくてはならないんだ。

そこで見えてくるのは、実際に自分が「できる事」だ。

例えば営業職の人だったら、

「新規の取引先を多く開拓した」
⇒「コミュニケーションスキルが高い」「ニーズのキャッチアップが得意」

「取引先の利益を上げる提案を行い、取引額が前年比UPした」
⇒「企画力が高い」「データ分析が得意」

といった風に、自分の実績やプロセスから、具体的にどのようなスキルを持っているかが分かるね!

なるほど!でも・・・自分に何ができるか分かっても、自分の希望通りの求人が見つかることには繋がらないんじゃ・・・?

そんなことはないぞ!ここまでで、自分の「転職に対する希望」と「市場価値(自分ができること)」を明確にしてきたね。
そしたら、今度は第三ステップだ!

やりたい事とできる事の天秤で考える

ここで、先ほど第一ステップで例に挙げたAさんの事例についてもう一度考えてみよう。

<Aさんの希望>
・職種:営業職(前職:事務職)
・業種:大手メーカー(前職:大手メーカー)
・勤務地:仙台にUターン(前職:都内)
・年収:400万円(前職:280万円)
・その他:残業なし
第一ステップ/絶対に譲れない条件:家族のいる仙台での就職

第二ステップ/Aさんの出来ること
・エクセル、パワーポイントはもちろん、アクセスも使える
・リーダーとして後輩10人をまとめるマネジメント力
・大手メーカーにおける知見

などが分かったところからだ!では、アイさんに聞こう!Aさんが転職したいと思う求人を紹介できそうかい?

えっと・・・そうですね。仙台にある大手メーカーというと数は限られてしまうから難しいかも知れません。ですが、アクセスが使えたり、マネジメントスキルがあるので営業職への転職の可能性はありそうです。

その通りだ!希望だけを見ても分からなかったけれど、第二ステップを経たことでAさんにはアクセスなどの高いPCスキルと、リーダーを務められるマネジメント力があることが分かった。

「やりたい事」と「できる事」のマッチポイントを発見することができれば、可能性は広がるよね!そう、第三のステップは、「やりたい事」と「できる事」を天秤にかけることなんだ。

Aさんの場合、営業職という「やりたい事」に対して、職種は違えど実績として積み上げてきた「できる事」を提示できるよね。

最初から花形営業リーダーとはいかないかも知れないが、例えば営業事務を経て営業職につくなどのキャリアプランを描けるようになる。

ということは、今営業でも、企画や広報の職種への転職も可能ということですよね?

もちろんだ!鈴木さんが営業で培った力を、どうしたら企画や広報の仕事に活かせるのかを考えてみたら良いよ。

求人を探すにあたって大切なことのひとつに「やりたい事」と「できる事」のバランスがあるんだ。

前にも述べた通り、転職はお見合いのようなものだ。
双方が納得しなければ破談になってしまう。

まとめると希望の求人がないと思ったら

  • 第一ステップ:希望と「やりたい事」を絞る
  • 第二ステップ:実績から「できる事」を洗い出す
  • 第三ステップ:「やりたい事」と「できる事」が合うかを検証する

の三段階を経た上で、再度転職サイトで自分の希望に合う求人がないか調べよう!

分かりました!探してみます!でも・・・自分の「できる事」に対して、企業がどのくらいお金を払ってくれるかって分かりにくいですよね・・・?

良い質問だ!最後にアドバイスとして、プロの視点で相談にのってもらうことをオススメしたい!

転職エージェントのカウンセラーなどプロに相談する

鈴木さんが不安に思うのは当然なんだ!ひとりで転職活動をしていると特にそうだろう。
そんな時にオススメしたいのが、転職エージェントへの登録や各種セミナーなどでプロの意見を聞くことだ。

例えば、Aさんの場合で考えると転職エージェントに登録することで、次のようなメリットがあるだろう!

●事務職での経験(Aさんの「できる事」)を活かした職種チェンジの提案が受けられる。
プロの目線から見ると営業職以外にも、マーケティングの仕事やコンサルの仕事などより多くの職種への転職の可能性が見えてくるかも知れない。

●妥当な年収を概算してもらえる
実際の職務経歴や今までの年収を踏まえた上で、Aさんの大体の年収が見えてくる。

●非公開の求人も、自分に合わせて提案してもらえる
仙台での求人や、サイトでは探せなかったUターンできる可能性のある企業の求人をカウンセラーが集めてくれる。
ひとりでは気づくことが出来なかった自分の可能性が広がったり、発見できなかった求人に出合えたりと、多くのメリットがあるんだ!

なるほど!でも・・・プロに探してもらっても、ダメな時もありますよね・・・

うーん・・・今日の鈴木さんはネガティブだな!でも、もちろんその可能性もある。

もし、これまでのステップを経て、プロにも相談して見つからない場合考えられる原因はふたつ。

ひとつは、自分の要望をきちんとプロに相談できていない場合。
年収や勤務地、労働条件の希望は現実的であってもなくても、きちんと伝えよう。

恥ずかしいことなど何もない!
プロに相談する時に見栄を張って嘘をついて伝えると良い転職ができる可能性は非常に低くなるだろう。

そして、もうひとつは、本当に自分の希望通りの求人が見つからない状況だ。
譲れない条件が現実的であり、自分の「やりたい事」も「できる事」も明確になっていても、希望の職種が狭き門であることは十分に考えられる。

その際は、転職条件の妥当性をプロとすり合わせながらも、じっくりと希望に合う求人を探すことをオススメしたい。
明確な道筋を描いている人ならば、焦って妥協することなく後悔のない転職活動をして欲しい!

確かに、所長のおっしゃる通り転職活動はお見合いのようなもの。条件以外にも、縁やタイミングもありますもんね!

その通りだ!諸君にはくれぐれも後悔のない転職先を見つけて欲しい!また何か不安になったら何でも聞いてくれ!

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