本音だけど言いにくい「転職理由」のベストアンサー

2016.8.25 公開 | 2017.5.17 更新

Smiley Outstanding Positive Happiness Contrast Concept

【この記事でわかること】
  • 転職理由例
  • マイナスな理由をプラスな印象にする言い換えのコツ
  • 理由ごとの人事からの印象

こんにちは。転職エージェント研究所のアイです。

今転職を考えているみなさん、その理由は何でしょうか?

「キャリアアップを考えているから」
「今のスキルを活かして新しいことをしたいから」
というポジティブな理由であれば、それは素晴らしいことですね。

でも、もし転職理由がちょっとネガティブな内容だったら・・・。
「こんなこと言って、面接でマイナスイメージを与えてしまわないだろうか?」と心配になってしまいますよね。

今回は、転職経験者の方の「転職を考えた理由」から、特にマイナスイメージを持たれそうなものをピックアップして、応募時や面接時にどう伝えたらいいかを解説します。

みんなはどんな理由で転職を考えている?

なんとなく仕事に飽きちゃって、新しいことをしたいなと・・・いや、違うな。「飽きた」はさすがにマズいよな。
鈴木さん、何をブツブツ言ってるんだい?
所長、いつものことです。きっと、あまりの暑さにおかしくなってしまったんですわ。
違うわ!「転職理由」について考えてたんだよ!!
転職理由?確かに、面接では必ず聞かれる内容だから、それを事前にしっかり考えておくのはいいことだな!
でも、マジな転職理由をそのまま伝えると、なんだかマイナスイメージを与えてしまいそうで・・・みんな、どんな理由で転職してるんですかね?
なるほど。確かにそれはよく聞く悩みだな。では、まず「みんなの転職理由」について見ていこう!

よくある転職理由9パターン

以下は「みんなの転職理由」一覧だ。

これらのほとんどは、以下の9パターンに分けられる。

①仕事内容
②ステップアップ
③会社の将来性、安定性
④給料・待遇
⑤場所
⑥やむを得ない理由
⑦仕事量
⑧評価
⑨人間関係

少しわかりにくいものだけ補足しよう。
⑤は「U・Iターンしたいから」「転勤がいやだから」など。
⑥はリストラや家庭の事情など。
⑧は「会社の評価制度に不満がある」という感じだな。

そして、①、②は(人事にとって)プラスと捉えられそうな理由、⑦~⑨はマイナスと捉えられそうな理由。
③~⑥はどちらともいえないものだ。

ひとえに転職理由といっても、いろいろあるんですね。
①、②のようにプラスと捉えられる理由であれば、面接時にそのまま伝えれば問題ないだろう。

しかし、⑦~⑨はそのまま伝えるとマイナスイメージを与えてしまう。
また、③~⑥も内容によっては少し伝え方を工夫した方がいいケースもある。

そこで、以下「伝え方を工夫した方がいい理由例」をひとつひとつ挙げながら、その言い換えを具体的な例文にして紹介しよう。

残業が多く、体力的につらい場合

まずは、残業が多い、仕事の量を減らしたい、という理由だな。
毎日終電近くまで働いて、朝は早くに来なければいけなくて、体調にも影響が出始めた・・・本人にとっては切実な悩みだろう。

では、この理由をそのまま面接で伝えたら、どう思われるだろうか?

人事は、それだけが理由だと心配になる

例えどんなにその残業時間が多くて、一日のほとんどが仕事であっても、人事担当はその実態をなかなか把握できない。

それゆえ、人事担当はおそらく「楽をしたいだけで、仕事への意欲がないのでは?」「ちょっと仕事がつらいと投げ出してしまうかもしれない」とマイナスなイメージを持つ可能性がある。

それはマズイですね。どうすればいいんでしょうか?

応募した会社で実現したいことと絡めて言い換える

この場合は、「残業がイヤだ」なのではなく、「もっと効率的にメリハリある働き方をしたい」と言い換えてみよう。

それを実現するのが今の職場(又は前職)では会社の風土的に難しく、生産性の高さを重要視する場所で働きたいという内容も入れるべきだな。

人事からは「残業が無ければどこでもいいのではなく、うちのような会社を志望しているんだな」と見えて、プラス評価に繋がる。

更に、効率的に仕事をすることで「今より高い成果を上げたい」というニュアンスも付け加えれば、前向きに転職を検討していると考えてもらえるだろう。

例えば、「今の職場は『長時間働くことがいいことだ』という同調圧力が強く、度々生産性の高さを訴えましたが聞き入れてもらえませんでした。

より効率的に業務をこなし、キャリアプラン実現に近づく高い成果を上げられる環境で仕事をしたいと考えたからです」といった内容に言い換えられる。

会社の自分への評価に不満がある場合

次は、会社の評価への不満だな。
どれだけ成果を上げても、なかなか昇進できないというのは、年功序列制度が色濃く残っている会社ではよくあることだ。

人事は過大評価していないかどうかを見る

しかし、これもそのまま伝えてしまうと、相手は「本当に評価されるべき人材なのだろうか?」と懐疑的になる。

結局、どれほどの成果を上げているかは、キミが話したところで裏までは取れないからな。

では、どう言い換えたらいいんでしょう?

志望動機に言い換えると印象アップ

さっきの「残業」の言い換え同様、面接を受ける会社への志望動機とするのがいいだろう。

例えば、「成果主義である御社で自己を成長させたい」などのように言い換えられる。

今の会社の評価に不満がある人は、自分が努力して成果も上げている自負があるはずだ。
その自負をもって上記のように伝えれば、人事担当もキミに頼もしい印象を抱いてくれるだろう

職場の人間関係が原因の場合

「人間関係がよくない」この理由も、転職理由としてはよくあるパターンだな。
しかし、単に「人間関係」といってもその実態はさまざまだろうし、そのまま伝えたとしても非常にあいまいな印象を与えてしまうだけだ。

人事はコミュニケーション能力を見る

実際、「人間関係がよくないから転職を考えています」と面接で伝えれば、どんな立場の人間と、どのように意見が合わなかったのかを聞いてくる人事担当もいるだろう。

その際、採用した場合、配属先との人間関係がうまくいくかどうかの見極めや、その人自身のコミュニケーション能力や性質などをよりしっかり見るようになる。

伝え方によっては、その人に問題があったのではないかと疑われるわけですね。

チームワークへの意識の高さをアピールする言い換え

人間関係が悪いのはどうしようもない事実なんだろう。
だが、自分と考えが近い人と一緒に働けたら、高い成果を上げられるという考え方もある。

例えば、今の職場はみんなモチベーションが低く、自分だけやる気を出しているのが浮いている・・・そんな理由で人間関係が悪くなっているのだとしたら、それはもう転職理由としては十分だ。

「自分と同じように仕事へのモチベーションがある人と、協力しながら仕事をしたい」と言い換えれば、きっとポジティブな印象を与えられるだろう。

会社の将来性や業績不振が理由の場合

続いて、「会社への不安」だ。

業界的に市場のシュリンクが進んでいる、古い体制が残っている、リアルに売り上げが減っていることを知っている・・・など、会社への将来性に不安を持つきっかけはいくらでもあるだろう。

人事の印象はそんなに悪くない理由だが…

この理由をそのまま伝えたらどうなるだろうか?

実は、これに関しては「残業がいや」「人間関係がいや」に比べるとそんなに悪いイメージではない。

残業や人間関係は、その人個人に依拠したことだが、「会社の将来性」は「視点の高さ」と捉えられる傾向にあるようだ。

ただ、あまり身も蓋もないと、「どの会社も将来性を理由に辞めるリスクがある」と認識されてしまう可能性はある。

では、どう伝えるのがベストなんでしょうか?

会社への貢献という視点を加える

今の会社の将来性について語りつつ、「会社としての成長」をより高く意識しているところで働きたい、それに自分も貢献できる、というニュアンスを伝えるのがいいだろう。

例えば、「スピード感のある御社でなら、今までの経験をより活かすことができると考えました。前職は多くの新規事業に携わってきたので、御社が進める事業拡大にも貢献できると思います」などだな。

給料、年収に不満がある場合

最後の転職理由例は「給料が少ない」だ。
リアルな話だが、その分多くの人が気にするところだろう。

ただ、やはり日本において「給料だけ」を転職理由とするのは、まだまだ顔を歪められてしまうリスクが高いのが実情だね。

人事は給料だけしか見ていないのかと危惧する

おそらく人事担当は、「給料しか重視していないのか」などと感じるかもしれない。
あまりいいイメージではないよね。
でも、本音はもっと給料を上げたいだろうし、、難しいですね・・・。

お金以外の理由を考えよう

「お金のこと」だけを伝えると、角が立つ。
だから、例えばそれ以外の「評価」に焦点を当てて、婉曲に伝えればスムーズだろう。

「実績を正当に評価してもらいたい」といったようにね。
但し、この言い換えの場合は「正当に評価されるべき実績」の具体的内容も提示する必要があるから注意が必要だ。

まだまだ自分の実績に自信が持てない場合は、「会社の自分への評価に不満がある場合」の言い換えのように、「成果主義の会社で成長したい」としてもいいかもしれない。

どんな転職理由もポジティブに捉えられる

このように、転職理由は一見ネガティブなものでも、伝え方を変えることでポジティブに変えることができる。
そうすることで、応募や面接時の印象も大きく変わるから、ぜひ実践してもらいたい。

ここで大事なのが、「例文通りにただ言い換えればいいわけではない」ということだ。
自分の転職理由の表面だけ捉えて、それをいいように変えるだけでは、メッキははがれてしまうもの。
人事も人を見るプロだから、そんな浅はかな考えはすぐに見抜いてしまうだろう。

では、どうすればいいか?
転職理由の言い換えをするときのコツは、「なぜ?」を5回繰り返すことだ。

トヨタ自動車の社員が伝統的にやる手法ですね。
その通り!
例えば、「残業が多く、仕事の量を見直したいから」という理由であれば、まず「なぜ仕事量を見直したいのか?」と考える。

それが「目の前のタスクに追われるのがつらいから」だとしたら、今度は「なぜタスクに追われるのがつらいのか?」と考えてみる。
その答えは「他のやりたい仕事に手が付かないから」だとしよう。

更に、「なぜ他のやりたい仕事をしたいのか?」と考えてみる。

このように、なぜを繰り返すことで、最終的に先に出た例文のような内容にたどり着く、といった具合だね。

なるほど、常に「なぜ」と考えて自問自答するわけですね!
そうだ!
「転職理由」は、本来みんなのキャリアプランや自己実現と強く結びついたものであるはず。
だからこそ、表面的、感情的に捉えることなく、しっかりとその本質を見つめることが重要だな!
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転職活動中のサラリーマン。転職の悩みを毎回研究所に持ってくる。

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