ベンチャーから大企業へ転職するには?転職の判断と活動時の極意

2016.11.1 公開 | 2017.5.22 更新

Business Briefcase Confidential Growth Collaboration Concept

こんにちは。転職エージェント研究所のアイです。

今現在、みなさんはどんな規模の会社に勤めていますか?
大企業でしょうか?中規模の企業でしょうか?それともベンチャーでしょうか?

この会社の規模。
転職の際、同規模より違う規模への転職のほうが難易度が高いといわれています。
特に、ベンチャーから大企業への転職は非常に難しいと聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

今回は、「ベンチャーから大企業への転職」について、現状と実現可能性について解説していこうと思います。

ベンチャーから大企業への転職は難しい?

所長!俺の友達が悩んでるんです!!
おお、どうした鈴木さん!何でも相談に乗るぞ!
実はその友達、今ベンチャー企業で働いているんですけど、大手企業に転職したいらしいんです。
なるほどなるほど。
でも、ベンチャーから大手への転職って難しそうで、どうすればいいかわからないって言うんですよ・・・。
なるほど!任せておけ!!
所長、そんな簡単に・・・一般論として、ベンチャーから大手企業への転職は難しいといわれていますし。
まあ、あくまで一般論ではな。
でも、絶対に不可能というわけじゃあない。
ところで、その彼はどうして大企業に転職したいんだい?
それは・・・なんとなく、安定が欲しいって言ってましたけど。
(これはダメだわ・・・)
そうか。
おそらく、転職動機がそれだけだと、大企業に限らず転職するのは難しいだろうな。
まず、なぜ大企業に転職したいか、を考えることからはじめてみよう。

大企業への転職理由

なぜ大企業に転職したいか、ですか?
うむ。
転職する動機を考えるのは、転職活動をするに当たってまずじっくりと考えなければならないことだ。
面接でも必ず聞かれることだから、その内容が「安定が欲しい」だけではちょっと弱いよね。
確かに、俺が面接官ならその時点でナシって思っちゃいます。

大企業で働くことのメリット

では、まず大企業で働くことのメリットを考えてみよう。
安定している、給料がいい、福利厚生が充実しているなどはもちろんメリットだ。
伝え方にもよるけど、転職活動の志望動機にするとあまりいい印象を与えられないよね?

  • 資本があるので、大きな挑戦への機会を得やすい
  • 大規模なプロジェクトによって人脈が広がる
  • 社員数が多いので、優秀な人がいる確率が高い
  • 充実した教育プログラムで効率よく成長できる

などが挙げられるな。
一言で言うと、持つものが多いゆえのメリットを享受できる、ってことだ。

これらのメリットと、志望する企業の特徴を踏まえて転職の動機とする必要がありますね。

あなたは大企業向き?

次に考えるべきは、「大企業に向いているかどうか?」だ。

  • 多くの人と関わりあいながら仕事をするのが得意
  • 空気を読んで行動するのが得意
  • 納得がいかないけどやらなければならないことなら、きちんとやり切る
  • 上下関係が厳しくても大丈夫

これらに当てはまるようなら、キミは大企業に向いているといえるだろう。

社内だけではなく、社外でも仕事で関わる人が多くなりがちな大企業の仕事。
その中で、みんなをまとめたり、空気を読んで時には機嫌を取ったりすることも必要になってくる。

また、上の決定は基本的には絶対だから、それに納得がいかなくても命令されればやらなければいけない。

うーん、しがらみがいろいろありそうですね・・・。

ベンチャーから大企業への転職を可能にするには

これまでの「大企業への転職動機」「向き不向き」を考えて、やっぱり大企業に転職したい!と考えたキミ。
結論から言おう、大企業に転職はできる!と。
おお~!

成功事例から学ぶ~ベンチャーから大企業への転職~

実例を挙げた方がわかりやすいだろうから、私が以前知り合ったAさんの「ベンチャーから大企業への転職」の話をしよう。

Aさんの場合

Aさんは、新卒時に「とにかくスピード感を持って成長したい」という思いから従業員数30人程度のベンチャー(コンサル)に入社し、かなり激務だったものの、3年間社会人としての基礎的な力やコミュニケーション能力を学んだ。

仕事をする中で人材業界に興味を持つようになり、「業界知識をしっかりと学ぶために、情報量が多いであろう大手に転職しよう」と決め、人材系を多く扱う大手広告代理店(社員数1000人)に転職。

そこで人材業界についての知見を得た後、現場を学ぶためにキャリアアドバイザーとしてこれまた大手(社員数3000人)に転職。

現在は、今までの経験を活かして「自分のやりたいこと」を実現する会社を起業するための準備をしている。

おお~、なんだかすごく順調に転職してるんですね!

ベンチャー企業から大企業に転職するための条件を知る

特に1回目の転職は社員数30人から1000人と、かなり規模間の違う転職であるにも関わらず成功しているね。
Aさんがベンチャー企業から大手企業に転職できたのには、理由がある。

細かいものはいろいろあるが、一番の理由は「大手企業への転職自体を目的としていない」ことにあるんだ。

転職自体を目的としていない・・・?
そうだ。あくまで大手への転職を「業界知識を学ぶ手段」「現場を知る手段」と捉えることで、おそらく面接でも成長への意欲を面接官に印象付けられたんだろう。
自然と志望動機も具体的になるしね。
結局、大企業への転職だろうと基本は一緒、ということですね。
その通り。
ただ、あえて「ベンチャーから大企業への転職」と考えた時に、それ以外の転職とは違う「条件」を挙げるとしたら、

  • 20代と若く、ポテンシャルがある
  • 同業界または関連の深い業界で経験を積んでいる
  • 専門的な技術を持ち、十分な業務経験を持つ

だね。

それぞれ、どういうことなんでしょうか?
うむ。
上の2つ、「若さ」と「同業界での経験」は、Aさんの例にも当てはまるね。
第2新卒のように若く、まだまだポテンシャルがあると見られれば新卒と同じような感覚で採用を出す企業も多いだろう。

同業界での経験も、ある程度若いことが必要になってくるが、業界経験があって即戦力となりそうであれば教育コストもかからないので重宝される可能性は高い。

最後の「専門的な技術」は主にエンジニア職を指している。

大手といえども、エンジニア不足で悩んでいるところは多い。
例えどんな規模の会社であっても、十分なスキルがあれば大手に転職することもそう難しくないといえるだろうね。

これらの条件を満たしているなら、転職エージェントに大企業への希望を伝え、今の自分に適した求人を探してもらうといいだろう。

大企業にもいろいろあることを知る

なるほど、どれも大手にとってメリットがあるものですね。
そうだね。
ただ、この条件も会社によっては合致するところとしないところがある。
大企業と一口にいっても、年功序列などの制度を色濃く残す比較的旧来型の大手メーカーと、近年急成長を遂げたメガベンチャーとでは、会社の状況も違うし求めている人材も違う。

前者であれば、同業界の経験を積んでいる人でもなかなか転職が難しかったりするし、一概にはいえないのが実情だね。

みなさんが、「どんな大企業」に転職したいのか、も重要ということですね。

大企業への転職が自分にとって適切な選択か

さて、ここまで大企業への転職の現状と実現可能性について話してきた。
「意外といけるかも?」と感じた人も多いことだろう。

しかし、ここで一度考えてほしいのが、「実現可能性はあるが、本当に大企業に転職することが自分にとっていいことなのか?」だ。

大企業への転職で後悔した人たちのエピソード

ええ~、どうせなら、大企業の方がいい気がするけどなあ。
もちろん、給料や福利厚生、事業のスケールなどいろんな面で大企業の方がいい場合は多い。

しかし、メリットもあれば当然デメリットもある。

「大企業に向いているかどうか?」でも触れたが、大企業ならではの風通しの悪さや社内コミュニケーションの複雑さ、難しさに耐えられない人も多い。

新卒でベンチャーに入社し、比較的裁量が多く自由な発言もしやすい風土に慣れてしまった人が大企業に転職して、息詰まるような空気に耐えられず1ヶ月程度で退職してしまった、というケースもある。

もちろん、全ての大企業にややこしいしがらみがある訳ではないし、同じ企業でも部署によって雰囲気が全然違うこともよくあるので一概には言えないが、傾向として「ベンチャーよりも自由度が高くない」ことは知っておいた方がいいだろう。

ベンチャーと大企業の特徴から自分の適性を見る

今ベンチャーにいる人は、自分の会社のベンチャーならではのよさについて考えてみるのもいいだろう。
「自由に発言、提案できる雰囲気はあるか?」「自身の裁量を大きく持たせてもらっているか?」「仕事にスピード感を持って取り組める環境にあるか?」などだ。

これらベンチャーならではのメリットが今の会社にあるなら、それと大企業に入ることで得られるメリットを天秤にかけて、転職するかどうかを決めよう。

はい、一度フラットに考えてみるよう、友達にも伝えます!

ベンチャーから大企業への転職は、特に準備を念入りに

最後に、じっくり考えた結果、やはり大企業への転職をしたいというキミにアドバイスを。

大企業への転職は、面接の回数も多いしその登場人物も多い。
それはつまり、その中の誰かに悪い印象を与えてしまうと不採用になる確率が高いことを指す。

人事、現場のマネージャーやリーダー、幹部や取締役全てに「自分がここで働くことで与えられるメリット」をプレゼンできなければならない。

そのためには、業界知識や志望する会社に関する知識の勉強はもちろん、志望動機の精査やプレゼンの練習など、時間をかけて準備をする必要がある。

そして何より実績がなければ、必然的に転職のハードルも高くなる。
自分のこれまでの仕事の成果や実績をまとめ、インパクトを持たせてまとめておこう。

転職エージェントに相談するのもおすすめです。
そうだな!
彼らはベンチャーから大企業に転職した人の実例やデータも持っているし、ぜひ頼りたいところだ。
本日の記事は以上です。
今ベンチャーで働いていて大手企業への転職を考えている人は、ぜひ今回の内容を参考に転職活動してみてくださいね。
転職ファインダープラスの姉妹サイト、『転職ファインダー』では、対応地域や職種、特徴から自分に合った転職エージェントが探せる!クチコミや評判、人気ランキング、年収診断もチェックすることができるぞ!
転職エージェントの口コミ・評判比較 転職ファインダー

あなたにオススメの記事

4200人の年収アップ額も大公開

20代の転職実態調査!体験記から見えてくる転職メリットとリスク

4200人の年収アップ額も大公開

30代の転職実態調査!年収アップ成功率と転職活動重要ポイント

4200人の年収アップ額も大公開

【女性の転職白書】年収の生データも大公開

4200人の年収アップ額も大公開

初めての転職、年収アップ額大公開!

Special

リクナビNEXTのグッドポイント診断を試してみた ~鈴木さん編~

Special

リクナビネクストのグッドポイント診断を試してみた~助手のアイさん編~

転職ファインダー

キャラクター紹介キャラクター紹介

転職ファインダマン

転職ファインダマン
転職エージェント研究所の所長。転職のことなら何でも知ってる。おせっかい。

助手

助手
ファインダマンの助手。元大手企業の人事担当。冷静。たまに読者に喋りかける。

鈴木 一郎

鈴木 一郎
転職活動中のサラリーマン。転職の悩みを毎回研究所に持ってくる。

ピックアップピックアップ記事

プロと転職成功者の体験談から導く!転職活動で成功する人と失敗する人の違い

【転職の疑問を解決!】転職エージェントが無料の理由

登録前にチェック!転職エージェント利用メリットとデメリット

おまとめ記事転職まとめ記事

転職ファインダー

トップへ戻る
トップへ戻る